トマス・ハーディ全集 〈12〉 ダーバヴィル家のテス 高桑美子

トマス・ハーディ全集 〈12〉 ダーバヴィル家のテス 高桑美子

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  • サイズ A5判/ページ数 447p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784271310020
  • NDC分類 938
  • Cコード C0397

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユエ

3
放送大学の講座でマルクス主義批評からとフェミニズム批評から考察していたことがきっかけで読んだ。テキストにストーリーが載っていたので展開は分かってはいたが、気が滅入る物語だった。自然や農作業の描写が詳細に描かれていて『アンナ・カレーニナ』での描写を思い出した。テスがエンジェルとダンスを踊らなかったこと、ダーバヴィル家の因果応報や馬車伝説からテスがあのようなことになったのは運命なんだという風に描かれている印象を受けた。被害者がヒロインの作品を読んだので、次は加害者の贖罪を描いた『復活』を読んでみたい。2018/07/10

このこねこ@年間500冊の乱読家

1
⭐⭐⭐⭐ キリスト教の教えと真っ向から闘った著者。 「処女でなければ純潔ではない」 「洗礼を受けずに死んだ子は地獄に行く」 などの教えに作中で反論しました。 教えは教えとして大切にしなければいけませんが、それが人を傷つけるものなら変えていくことも必要ですね。2022/03/29

ANDRE

1
「ダーバヴィル家のテス」読みました。かなり昔に観た映画は、もはやナターシャ・キンスキーが美しかったことしか覚えておらず、新鮮に読むことができました。現代の価値観ではなかなか考えられない展開で、彼女の過酷な運命にどんどんと引き込まれ、うっかりオースティンのような軽い気持ちで読み始めたために、割とハラハラしながら読んでしまいました。物語の展開上重要な部分がどちらかというとサラリとしている一方で、日常生活の中に現れる心理描写のようなものをとても丁寧に描いていて、詩的な文章をゆっくりと味わえたのも良かったです。2011/07/26

にゃんぴー

0
美少女の悲しい結末なお話。 これは1979年に映画化されていたんですね。 3分ほど動画で見たけど、本編をちゃんと観たくなりました。2022/01/24

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