目次
1 言説からの乖離(ルークリースのキリスト像への止揚―『ルークリースの凌辱』に隠された記号を読む;『アテネのタイモン』―5幕3場、及び5幕4場のテキスト編纂の歩みと新たなる編纂の試み;『アテネのタイモン』―タイモンの人間肯定と許しへの過程;「クレオパトラ」言説に覆い隠されたアントニーの凋落)
2 ドラマツルギーとしての大衆祝祭的な結婚表象(『ハムレット』―下部構造をなす結婚解消儀式;『オセロー』―「再生」を閉ざす二人の結婚)
3 内包されるイデオロギー(リチャード三世の身体表象―虚構とメタファー;絶対君主、或いは教育者プロスペローに内包される有益な改革の意図;『コリオレーナス』における「交換」の様相―国家への帰属意識の観点から;『恋の骨折り損』―恋愛ソネットの意義を問う)
4 良心表象(Representations of Conscience in King Richard 3 and Macbeth in Relation to Paradise Lost)
著者等紹介
林惠子[ハヤシケイコ]
福岡女子大学大学院博士前期課程、博士後期課程修了。筑紫女学園大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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