内容説明
「比較文学的アプローチ」からコンラッドを核として副題に挙げた人物たちから普遍的な深さと広がりを有するコンラッドの風景が見えるよう工夫された論考。
目次
第1部 コンラッドの比較文学的世界(飛行士サン=テグジュペリと船乗りジョウゼフ・コンラッド―宮崎駿を視野に入れて;オルハン・パムクとジョウゼフ・コンラッド―ドストエフスキーを視野に入れて;小泉八雲とジョウゼフ・コンラッド―夏目漱石を視野に入れて;ジョージ・オーウェルの『1984』を意識した村上春樹の『1Q84』における彼の現代への問いかけと真意―カズオ・イシグロを視野に入れて;村上春樹の『騎士団長殺し』とジョウゼフ・コンラッドの『ロード・ジム』と『闇の奥』を中心に;宮崎アニメの『風の谷のナウシカ』とコンラッドの『闇の奥』を中心に)
第2部 戦争・テロとコンラッドの文学(テロリズムとジョウゼフ・コンラッド―『密偵』と「無政府主義者」を中心に;戦争・テロとジョウゼフ・コンラッド文学―短編「エイミィ・フォスター」と中編『闇の奥』を中心に)
著者等紹介
松村敏彦[マツムラトシヒコ]
1947年に生まれる。1971年、関西大学大学院文学研究科(英文学専攻)修士課程修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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