ＲＨブックス＋プラス 恋物語の悪役をあなたに

ムーア，マーガレット【著】〈Ｍｏｏｒｅ，Ｍａｒｇａｒｅｔ〉/長澤 栞【訳】

武田ランダムハウスジャパン（2011/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 415p／高さ 15cm
• 商品コード 9784270103814
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

悪名高い放蕩者の子爵が、小説家を目指す令嬢の餌食に！？　ユーモア溢れるロマンス！

生まれてすぐに母親を亡くしたダイアナは、父親と静かに暮らしていたが、やがてその父親も亡くなり、伯母の世話になっていた。ある日、ダイアナは伯母に連れられて、バースの社交場〈パンプ・ルーム〉に行く。
田舎育ちのダイアナは初めての社交界で落ち着かない気分だったが、心にはある秘めた目的があった。幼い頃から本を読むのが大好きだった彼女は、伯母に内緒でゴシック小説を執筆しており、その登場人物である伯爵のモデルとなる紳士を捜していたのだ。
しばらくして、美しい女性と親しげに話をしているハンサムな男性に目が留まる。その男性は悪名高い放蕩者のアダーリー子爵エドモンドだった。ダイアナは危険な雰囲気が漂う彼を小説の登場人物のモデルに選び、ことあるごとに彼を観察し続けた。そんなダイアナに気づいたアダーリー卿は、彼女を疎ましく思っていたのだが……。

【著者紹介】
中世イングランドを舞台にした作品には定評があり、特にハーレクイン・ヒストリカルの「戦士に愛を」シリーズでは多くのファンを獲得した。デビュー後、数々の賞を受賞し、作品はフランス、イタリア、ドイツなど世界中で出版されている。カナダのトロントに、夫とふたりの息子と暮らす。

内容説明

チャンスは今夜しかない―人生初の社交界で、ダイアナはある計画を立てていた。公爵令嬢でありながら小説家を志す彼女は、華やかな会場で、花婿候補ではなく、執筆中の物語に出てくる魅惑の悪党「コーロヴスキー伯爵」のモデルになる男性を見つけようとしていた。彼女は、美女と親しげに寄り添うハンサムで悪名高い子爵に目を留め、その後もことあるごとに彼をつけまわすようになる。だが、いよいよ勘づかれ、今度は彼女が子爵につけられることに―。

著者等紹介

ムーア，マーガレット［ムーア，マーガレット］［Ｍｏｏｒｅ，Ｍａｒｇａｒｅｔ］
これまでに４０作を超えるヒストリカル・ロマンスを発表。数々の賞を受賞し、ＵＳＡトゥディ紙のベストセラー作家としても名を連ねる。ハーレクイン・ヒストリカルの「戦士に愛を」シリーズでは多くのファンを獲得した。カナダのトロントに夫とふたりの子供と暮らす

長澤栞［ナガサワシオリ］
サンフランシスコ州立大学大学院スピーチ・コミュニケーション学科修士課程修了。２００３年より翻訳業に携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[rokoroko]

題名見れば中身わかるぅと言う本これでスピンオフが書かれるという伏線もあるし～疲れない・楽しい・軽い本

2011/12/02

[ひまわり]

ストレスフリーで楽しめた。しっかりと自分の意見を言えるヒロインと派手な噂と外見の裏で実は誠実なヒーロー。　

2011/04/24

[沙月]

このヒロインは聡明で口が達者で勝気だが、理性的で感情に流されずに問題を判断できる、実に天晴れなヒロイン。ヒーローは地に足のついた価値観を持ち、こうと決めたらやり通す信念の人、という感じ。主に、ヒロインの小説のモデルに抜擢されたヒーローが、一風変わったヒロインの人間性に振り回され、あれよあれよと言う間に恋に落ちて行くのを眺めて楽しむ物語で、肩の力を抜いて楽しめるほのぼの路線の作品。もっとも、終盤のヒロインの決断は、読者の間で賛否両論になりそうだがｗ

2011/04/13

[ぽしょ]

面白かった。ヒーローを凝視するヒロインｗ。ヒロインの小説がもうちょっと本筋にからんできてほしかったなーと思いつつ、前半の二人のやりとりにわくわく。関係ないけど、表紙がかわいくて好き。

2011/10/18

[erie]

そこそこおもしろかったけど、このヒロインはちょっと出来過ぎ？　賢すぎるというかなんというか。

2011/04/18