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ディミティおばさま幽霊屋敷に行く―優しい幽霊〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270103807
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

膨大な蔵書の鑑定を頼まれ、ひとり目的地へ向かったロリ。そこは地元で幽霊屋敷と悪評がある、古めかしい館だった。幽霊話の真相が気になりつつも鑑定を始めると、ロリは蔵書のなかに隠されていた古い紙片を発見。かつて館に住んでいた少女が、許されざる相手と密かに交わしていた恋文だった。館をすぐに出なさいという、ディミティおばさまの警告を無視し、ふたりの恋の行方をさぐることにすっかり夢中になるロリ。けれどすぐに後悔することになり…。

著者等紹介

アサートン,ナンシー[アサートン,ナンシー][Atherton,Nancy]
コロラド州コロラドスプリングス在住。92年に発表したシリーズ1巻目の『ディミティおばさま現わる』は、「米独立系ミステリ専門書店協会による20世紀ベスト・ミステリ100」に選出。93年には、マカヴィティ賞の最優秀処女長篇賞にノミネートされた

朝月千晶[アサズキチアキ]
大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロリーヌ@ベルばら同盟

41
主人公ロリは、元稀覯本学芸員。肉親との縁が薄く、孤独で金銭的に不安定な生活を送っていた彼女は、亡くなった母の友人"ディミティおばさま"から、英国のカントリーハウスと多額の遺産を引き継ぎました。しかも、遺言を委託された大手法律事務所の御曹司と結ばれ、可愛い双子の男の子にも恵まれるという、まさにシンデレラ。仕事への情熱を失わないロリは、元上司からの依頼で、膨大な蔵書の鑑定をするため訪れたスコットランドとの境界近くの屋敷で、事件に巻き込まれます。古い邸に蠢く気配、第一次世界大戦の惨禍を絡めた、極上のミステリー。2020/07/04

飛鳥

24
元上司に本の鑑定の仕事を依頼され幽霊屋敷と噂の邸宅に向かうロリ。大雨のせいもあって道を外れてしまい車から放り出され、茫然自失の体で何とか見つけた釣り小屋に助けを求め、一命を取り留めたロリ。助けてくれたアダムにときめきを隠せない双子の母ロリ。屋敷の主人夫婦の不思議な関係に戸惑いながらも仕事をこなしていくが、本の間からラブレターを見付け出す。そこから不思議な事が起き出すも、ディミティおばさまの助けやアダム達との協力を得て悲恋に終わったクレアの人生を追っていくロリ達。ラストは心温かくなるほのぼの物語で最高です。2017/11/19

ショコラテ

5
ロリが元上司の依頼で蔵書の鑑定に赴いたのは、幽霊が出るという噂の古い館。住人は偏屈な年上夫と資産家で無垢な妻。今回はサスペンスの香りがぷんぷんします(笑)。このシリーズ、メインのお話は引き込まれて楽しめるんだけど、毎回既婚者のロリが男によろめくのにはげんなり。アメリカでは、恋愛絡みじゃないと売れないとか、裏事情があるのかしら。2012/08/20

rokoroko

5
初めてこのシリーズ読んだのですけど出てくるカッコ良い?男の人はヒロインといいとこまでいかないの?えっハラハラして面白かった2011/11/05

ぱでぃんとんⅡ

5
ロリの浮気心にやきもき…。なかなか読み進める事が出来なくって困りました。おしどり夫婦探偵の「嘆きのテディベア事件」を読んだところだったから余計にそう感じたのかも。中ほどまで進むと、幽霊屋敷の謎や悲恋の模様などがわかって来て、楽しめるようになりましたが。やっぱりディミティおばさまが出てこないとね~♪2011/05/12

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