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- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
数々の骨董品が眠る、豪邸ウィンダリー。主を亡くした後はひっそりと博物館として利用されていた。ところが最近になって強盗事件が起きたため、鑑定士スターリングは盗難品の査定に赴くことに。すると、不可解な点に気づいた。屋敷の貴重なコレクションのなかに、明らかな贋物がいくつも混ざっているのだ。とても同じ収集家が集めた品とは思えない。矛盾だらけのコレクションの鑑定を進めていくと、やがて屋敷の意外な過去と秘密が明らかになってきて…。陶器や骨董家具、贋作のからくりまで。現役鑑定士の著者が描くアンティークの魅力いっぱいのミステリ。
著者等紹介
ジェンキンス,エミール[ジェンキンス,エミール][Jenkins,Emyl]
競売場に勤め、現役で活躍しているアンティーク鑑定士。アンティークに関する数多くの記事、著書、業界誌のコラムを執筆している。2005年に発表した『アンティーク鑑定士は見やぶる』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
19
満足。ミステリとしての楽しみと同じくらい章毎に書かれたアンティークについての薀蓄QAが楽しかった。続刊希望と思ったけどアマゾンで見ても「Sterling Glass(ヒロインの名前) Mysteries」はこの「The Big Steal」後、出ていないようで残念2014/10/04
tom
6
西洋骨董のうんちく本としての面白さがわずかだけ漂うミステリー。ミステリーという点では30点級の残念本。2014/09/13
ぱでぃんとんⅡ
5
お屋敷、骨董品、隠し部屋、ツボでした~。一作目よりもドキドキできたし、楽しかった。二人の男性とも関係も気になる所。続きがあるなら、次回はもっと早めに出してほしいな~。4年も待ちたくない…。2010/12/20
なかがわみやこ
4
アンティークの蘊蓄は章の頭のコラムもどきのみ。もうちょっと知りたい。2010/12/14
siopop
3
この本にはミステリーと言うほどの謎と謎解きはないのですが、 本の本来持っている知らない世界や未だ見ぬ土地へ旅する力が目イッパイ詰まった一冊です。アメリカのそれも南部の雰囲気が読むほどに良く伝わって来ました。 それから古い家の持つ魅力と、子供の頃に持っていた大きなお屋敷を探検する夢。 隠し部屋に隠された宝物まさに子供の頃の夢が実現したような冒険がいっぱいの家です。近所に一軒こんな家が欲しい所です。2013/12/08