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内容説明
コロンビアの麻薬カルテルとの戦いで、心身ともに傷を負ったクリード。所属する特殊防衛班の次なる指令は、核弾頭の密輸にかかわる女スパイを捕らえろという簡単なものだった。しかし見つけた女スパイは、噂に聞く妖艶な美女ではなく、地味な図書館司書。戸惑うクリードだったが、彼女が密輸にかかわっているのは間違いなかった。そして、図書館に似つかわしくない屈強な男たちが入ってきたとたん、女は顔色を変えて逃げ出した…。ジャンセン待望の続篇。
著者等紹介
ジャンセン,タラ[ジャンセン,タラ][Janzen,Tara]
アイダホ州に生まれる。Glenna McReynolds名義で、すでに20冊近い作品を発表しているベテラン作家。RITA賞を含め、ロマンス小説界の大きな賞を多数獲得している。タラ・ジャンセン名義では『あの夏の天使』がデビュー作。現在は、夫と二人の子どもとともに、コロラド州で暮らしている
寺尾まち子[テラオマチコ]
英米文学翻訳家。青山学院女子短期大学英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
24
なんだか迷走してきたシリーズです。ホットな車の描写がガクッと減り、大切な同志を失ったとはいえ報復措置のような殺人とその後の核弾頭を取り巻くテロリストとの正義(=アメリカ)の戦い…という流れがいかにもアメリカ的でした。また、主人公たちよりもキャラが光っている女子の活躍がまぶしくって、主人公たちはかわいそうだったかな。2021/06/24
romance_holic
2
独特の魅力をもつジャンセンの作品。タンゴというのは、テロリストの頭文字「T」をあらわす隠語。 今回も元ワルのヒーローの魅力満開。侮れないのは、作者の奔放な想像力が紡ぎだすクセありの登場人物の人格とその世界観。いつもおなじみの車関係もそうですが、今回は部屋のインテリアなどで存分にその威力を発揮していたかな、と。ホットで味のあるスリルがスパイスを利かせていて、スピード感のある作品をお探しでしたら、ぜひ。 ジャンセンの作品については、いつもサイドロマンスのほうが、私にとっては魅力的なんですよね、不思議と。2010/06/25
さきⅢ【ロマンス小説専用】
2
★3:クレイジー・シリーズ第三作。10年分の積読山から発掘し、ようやく読了。こちら、前2作があまりにも、あまりにもホットでスリリングでテンポよく、超お気に入りだったためかなり期待してたのだが・・・うーん、イマイチ(^^;翻訳者が変わったのもあるかもしれないが、それ以前にJ・Tの死が、作品全体に重苦しいムードを与え、前2作では光ったラブコメ要素がすっかりなりを潜め、それがこのシリーズの個性だったぶん、本当に残念としか言いようがない。クリードとコディより、むしろディランとスキーターの恋の行方が気になる。 2020/05/31
oneoeight
1
予想GUYにナイスGUY達だった(人´∀`) 孤独に戦ってきたヒロインと能力は高いけど残酷で痛ましい過去のせいで燃え尽きかけヒーローとのお話。ヒロインを守り抜こうとするどこか純粋なヒーローがツボった。だからこそ私的にもっとクリード達に焦点当てて話を進めていって欲しかった。これじゃクリードあんまオイシクナイじゃ~んっΣ(´Д`;)アァァ。とはいえ、スキーターの能力とディランとのロマンスも興味深かったんだけどネ(●´∀`)ノこの2人も楽しみ♪ JT・・・(涙)度☆5、また読みたい度80%2010/06/30
グース
1
これが一日の出来事?出会って、逃げ回って、恋に落ちて、なんて忙しいんでしょ。JTの死でいろんなことが変わったんだなぁと思うとちょっと泣けた。2010/06/08