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内容説明
吉行さんが書き残したエッセイを読みたどることで「吉行淳之介の魅力」を探るシリーズ『吉行淳之介自身による吉行淳之介』第三巻。本書は一九七九年吉行さん五十五歳の時に書かれた「エア・ポケット」から、亡くなる一年前、一九九三年に書かれた「井伏さんを偲ぶ」まで六十四篇を収める。
目次
エアポケット
名刺
サーモンピンクの壁
本のない本屋
ホテル暮しのときの一週間
街角の煙草屋までの旅
緑の葉
控室で
スペインの蝿
朝の電話〔ほか〕
著者等紹介
吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
1924(大正十三)年4月13日(戸籍上は1日)岡山市で吉行エイスケ・あぐりの長男として出生。妹に吉行和子、理恵(2006年没)がいる。東大英文科中退。1954年「驟雨」で芥川賞受賞。主な作品に「不意の出来事」(新潮社文学賞)、「星と月は天の穴」(芸術選奨)、「暗室」(谷崎賞)、「鞄の中身」(読売文学賞)、「夕暮れまで」(野間賞)がある。対談の名手としても知られる。1994年7月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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