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内容説明
中世スコットランド。丘で花を摘んでいたグレンローガの女城主タムリンは見知らぬ騎馬兵たちが領地に侵入したのに気づいた。よそ者を阻むはずの霧がなぜか晴れてしまったのだ。急いで城に戻ろうとするが、途中で騎馬兵に捕まってしまう。服を引き裂かれ、乱暴されそうになったそのとき、騎馬兵たちの後ろから黒ずくめの精悍な騎士が現われた。ブラックドラゴンだわ―殺戮の限りを尽くし伝説となった男を目にして、タムリンはただ震えるしかなかった…。
著者等紹介
マクギリヴレイ,デボラ[マクギリヴレイ,デボラ][MacGillivray,Deborah]
2005年に『ハイランドの霧の魔法』でデビュー。ハイランドプレス社から数多くの短篇や中篇を発表し、2006年にはレビューワーズ・チョイス賞、2007年にはPEARL賞、2008年にはゲイル・ウィルソン賞など数々の賞を受賞している。ケンタッキー州在住
北沢あかね[キタザワアカネ]
神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nami
16
ごく普通のハイランダーものなのかなと思ったら違った。タムリンは妖精なんだ...なんか神秘的なお話しですね。ジュリアンはノルマン人としては標準だけど、周りの方達より背が低いのね〜。最初から最後まで身長が気になって仕方なかったわ〜( ̄▽ ̄)ジュリアンの黒馬パガンが強い‼︎ジュリアンよりパガンが大活躍じゃね⁈次作は、タムリンそっくりのアイシーン×ジュリアンそっくりのダミアン。そのうち読んでみよう♪2017/05/29
アネム
6
★★★★★ スコットランドのヒロインと、イングランドからスコットランドを征服したエドワード王の元、スコットランドを掌握するために来たヒーロー。 いろいろなハイランドの本を読んでいるので、段々とスコットランドの歴史に詳しくなってきちゃいました。 ストーリーに、ぐいぐい引き込まれて良かったです。 続きを読むのが楽しみ。2017/05/20
romance_holic
3
ちょっとファンタジーっぽいテイストというか、英雄譚のその後、というような雰囲気で、ロマンス作品に終わらない作品を幅?を感じさせる作品でした。個人的には悪くないと思いましたが、純粋なロマンス作品をお探しの方にはちょっと肩すかしの部分があるかも? 2009/03/11
Mrs.涼子
2
面白かった。でも遅々として進まなかったのは、なぜだろう。若干のファンタジー色があるからかなぁ。ファンタジーは嫌いじゃないけど中途半端な気がした。それに結婚式を含めて祭り事の様子も長い。確かに軍馬の印象が強かった。最後のベリック行きからは一気読み。2009/06/17
マル
1
本筋に全く関係ないんだけど、タムリンとかアイシーンとか、名前に馴染みが無さすぎて入り込めなかった? その当時のその文化としては珍しくなかったんだろうけど
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