ランダムハウス講談社文庫 会員制殺人サイト〈上〉

ジェイムズ，ピーター【著】〈Ｊａｍｅｓ，Ｐｅｔｅｒ〉/田辺 千幸【訳】

武田ランダムハウスジャパン（2008/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 382p／高さ 15cm
• 商品コード 9784270102565
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

ある日の通勤電車で、トムは偶然ＣＤの忘れ物を拾った。落とし主の手がかりを求め、自宅のパソコンで開いてみると、画面は監視カメラで覗いているような粒子の粗い画像を映しだした。場所はどこかのベッドルーム。黒いドレスの若い女性が、誰かを待っている。と、背後から覆面の男が短剣を振りかざし、女性を刺し殺した―これは映画の予告か何かなのか？それとも…。世界２６ヵ国語に翻訳されたベストセラー“警視グレイス”シリーズ、待望の第２弾。

著者等紹介

ジェイムズ，ピーター［ジェイムズ，ピーター］［Ｊａｍｅｓ，Ｐｅｔｅｒ］
１９４９年、イギリスのサセックス州ブライトンに生まれる。脚本家、映画プロデューサーの顔も持ち、その著書の多くは世界各国語に翻訳されベストセラーになっている。“警視グレイス”シリーズの第１作『１／２の埋葬』もイギリスで発表されるや、２ヵ月もの間ベストセラーリスト入りし、フランス、ドイツでもトップ１０入りを果たした。また、フランスではＰｒｉｘ　Ｃｏｅｕｒ　ＮｏｉｒとＬｅ　Ｐｒｉｘ　Ｐｏｌａｒ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　ＰｒｉｚｅをＷ受賞。２００５年には、米ＰＷ誌が選ぶ「アメリカで新たに有名になった推理作家５人」にも選出された（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きうりっち]

偶然拾ったCDが実際の殺人場面を記録していると知って警察に届けるかどうか悩んだ末に妻に促されて通報したら家族の身に危険が迫ってくる。その事件の背後にある組織をつきとめるために動くグレース警視は自身の妻が9年前に失踪したという過去に苦しめられている。おぞましい場面もあるがスピード感もありなかなかのスリルで下巻へ。

2018/03/11

[あつぼう]

警視グレイスシリーズ第２弾。今や問題視されてるネット社会の暗部を描きだした衝撃作でした。偶然殺人サイトに繋がってしまうCDを拾ってしまったトムは家族の安全と良心との間で苦しみます。自分がもしトムの立場ならって考えずにはいられられない場面でした。捜査する側のグレイス警視も愛する妻が突然失踪した事を未だに引きずっていて前作同様霊能力者の力に頼ろうとします。前作のように霊能力者の力が全面に出すぎなればいいけど下巻がどうなるのか楽しみです。それとグレイスとクレオとの恋の行方にも注目したいです。

2009/12/29

[おっさんB]

グレイス警視ものですが、もうちょっと限界でしょうか？英国の地方都市の様子が垣間見えて、面白かったですが。

2012/04/01