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内容説明
1483年、ミラノ公国。おりしも城ではフランス大使歓迎の宴の余興として「人間チェス」ゲームが華やかに繰り広げられていた。だが、休憩の合間にビショップの駒を演じていた公爵が何者かに刺殺されているのが発見された。ミラノ公は客たちを城内に足留めし、ダ・ヴィンチに殺害犯人を突き止めるよう命じる。ダ・ヴィンチは男装の弟子ディノをワトソン役に仕立て、その天才ぶりを遺憾なく発揮する大胆不敵な捜査を始めたが…。
著者等紹介
スタカート,ダイアン・A.S.[スタカート,ダイアンA.S.][Stuckart,Diane A.S.]
1957年、テキサス州生まれ。オクラホマ大学でジャーナリズムを専攻。アレクサ・スマート、アンナ・ジェラード名義でヒストリカル・ロマンスを発表。処女長篇はアメリカ・ロマンス作家協会ゴールデンハート賞の候補となる。本名でも数多くのファンタジイ短篇などを書いてきた
対馬妙[ツシマタエ]
1960年、東京生まれ。日本獣医畜産大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kitinotomodati
3
ルネサンス期ミラノ宮廷が舞台。この設定がなければ、凡庸な作品だったと思う。後、レオナルド32歳の像が全く描けない。2021/01/22
nirokuya
3
読書会でオススメされた一冊。レオナルド・ダ・ヴィンチと言うと思い浮かべるのは白髪白鬚の老爺姿だが、この作品ではまだ30代前半!若い!そしてどうやらガタイが良くてセクシーらしいですよ(笑)この辺の描写がロマンス作家だなー。そして探偵助手として活躍するのは男装の美少女ディノ(デルフィーナ)!なんて少女マンガ的な!!この設定だけでも美味しいがミステリとしても面白かった。2013/09/08
星落秋風五丈原
3
レオナルド・ダ・ヴィンチがルネサンス期の風雲児ルドヴィ―ゴ・イル・モ―ロをパトロンにしていた頃の話。よくデッサンに出てくる姿ではありません。レオナルドが若い!そしてワトソン役は若い部下のディノだけど実は男装した女性。うわ漫画だ~。30歳そこそこのベジタリアンにしてはがたいがいいらしいレオナルドには誘いがいっぱい。ディノが嫉妬する場面もあったりして今後この二人が?それをおいてもこの時代のイタリアというのは胡散臭い人が大勢いて面白い。2013/09/15
アメシスト
2
主人公がレオナルド・ダ・ビンチだったので読んでみたけどミステリとしては残念な感じ。出てくる発明品は面白いのですが。主人公の秘密?が話を更に陳腐にしていると思う。2015/02/18
桃柳
1
考えてみれば、探偵役としてこの世の誰よりも相応しいのが、レオナルド・ダ・ヴィンチではないのか? 男装の助手ディノくんの頑張りもほほえましい。 2019/07/31