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内容説明
大阪城落城から二年。西国天草の地で孤剣・秋月六郎太は、徳川方の追手を逃れんとする悲運の豊臣母子と出会う。「凡夫が、一人で生きようとすれば、自分流に、人生観をつくるよりほかはありますまい」出生の秘密を担わされたままに、虚無の眼をもつ士は、過酷な運命の渦に巻き込まれてゆく―渾身の剣豪巨篇、第一巻。
著者等紹介
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917年、岡山県生まれ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代短篇小説を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念する。1951年、『イエスの裔』で直木賞を受賞。以降、時代小説中心に創作活動を展開。1956年からスタートした『眠狂四郎無頼控』は一大ブームとなった。創作のみならず雑誌・テレビなどのメディアでも活躍し文芸界以外でも広く愛され続けた。1978年逝去。享年61(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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