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ランダムハウス講談社文庫
七匹の蛾が鳴く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270101728
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

愛する妻と娘を交通事故で失ったパリ警視庁警視シャルコ。以来、頭の中でたえず話しかけてくる妻の声に悩まされていた。そんな時、教会で死体が発見されたと警視庁から連絡が入る。現場には全身の毛を剃られた女性の死体。頭部に大きな蛾が七匹とまっていた。外傷はないが、明らかに監禁されていた跡がある。妻子の死を忘れるため、憑かれたように捜査に打ち込むシャルコ。だが、彼の精神は少しずつほころびはじめていた―。

著者等紹介

ティリエ,フランク[ティリエ,フランク][Thilliez,Franck]
1973年生まれ。ベルギー国境近くの町マザンガルブに住み、本業のITエンジニアのかたわらに小説を執筆。2003年に『タルタロスの審問官』でデビュー。フランス国鉄推理小説賞受賞作家

吉田恒雄[ヨシダツネオ]
1947年生まれ。市川高校卒業後、1970年に渡仏。フランス油田施設整備会社を経て、ジャルパック・フランスに勤務。現地代表取締役として経営に携わる。2004年、退社後翻訳業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ボーダレス

15
被害者は全身の毛を剃られ、その頭には髑髏の模様を持ち鳴き声に似た音を発する蛾が七匹止まっていた。気色悪い出だしから始まる猟奇的殺人事件を扱ったシャルコ警視シリーズ2。秘められたメッセージに導かれた先には新たな死体と思いもよらぬ罠が待っているのだが、マラリヤや毒蜘蛛、猛蟻等の昆虫学の蘊蓄に加え、黙示録からなる秘密の符牒、主人公であるシャルコの幻聴、幻視と言った精神面を織り交ぜたプロットやグロい描写は不気味さ、気色悪さが感じられ、読み物として興味深く面白かった。2020/03/15

熊猫

6
前作から読めばよかった…。 蛾に始まり蜘蛛とか蚊とか節足動物てんこ盛りでゾワゾワしながら読んだ。そういう手口もありなのかと感心したりもしたんだけど、詳しい人から見たらどうなんだろう? これは有り? なんとなく犯罪の手口に目がいってしまい、狂気をあまり感じられなかったのが残念。2015/09/29

fujico

2
サイコミステリいろいろ読んでますが残虐ランキングトップレベルな作品。殺害方法および根底の徹底したとんがりはむしろ中二病の気配。でも一気読みの磁力は強い。表紙はこっそり隠したくなる陰鬱さで秀逸。続編はあるのだろうか。シャークには幸せになってほしい。2010/04/20

Cozy

1
蘊蓄系サイコは、やっぱり相性が良い。 慣れてしまっただけなのかもしれないけれども、『タルタロスの審問官』で感じたグロさはあまり感じず、どちらかというと好感触の『シンドロームE』や『GATACA』に似た面白さを感じる作品でした。2014/04/20

matsu0310

1
☆☆☆ヲイヲイこれはサイコ比べかぁ?である。逆読みしている当方なのだが、この次(前)のシャルコが楽しみっス2013/08/21

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