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- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
1297年、スコットランド。アリン・グレアムは、レディ・カイラの城に攻め入った。スコットランド人大虐殺を行なったダロー卿と、その婚約者である彼女に復讐するためだ。多くの兵士が降伏するなか、一人アリンに刃向かってきた戦士がいた。戦士を倒し、胸をひと突きにしようとしたアリンは、兜の下から出てきた人物に驚く。見事なブロンドと、燃え立つエメラルドグリーンの瞳―美しいレディ・カイラその人だった…。『獅子の女神』に続くグレアム一族の物語。
著者等紹介
ドレイク,シャノン[ドレイク,シャノン][Drake,Shannon]
ロマンス小説界をリードしてきたヘザー・グレアムの別名義。サウスフロリダ大学で演劇を専攻し、女優、モデルなどを経験したのち、1982年に作家デビュー。現在はNYタイムズ紙やUSAトゥデイ紙のベストセラー・リスト常連
園部亜希[ソノベアキ]
東京都生まれ。国際基督教大学卒業後、会社勤務を経て翻訳をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
23
著者がご自身のご先祖様について思いをはせながら描いた歴史もの、ついにスコットランド史の花形・ウィリアム・ウォレスの登場です。男子は復讐に燃えるスコットランド人、対するは国境周辺の女城主でありイングランドに忠誠を誓っている女子。出会いが降伏から始まるという最悪ぶり。敵対する者同士の主張は戦国時代に生きる人々の苦しみそのまま。スコ史最大の山場といえる戦いが細かく描写され、もう大河ドラマです。いや~面白かった!…この後いいとこあんまりないけどどういう風に書いていくのかしら、楽しみ楽しみ。2021/10/14
いぼいのしし
2
独りよがりなヒロインの言動にうんざりした。容姿の美しさに魅了され、数々の愚行を許してしまう男達にも、なんだかなあと思ってしまった。2014/10/23
星落秋風五丈原
2
ウィリアムウォレス時代のスコットランドを舞台に描く敵同士のラブロマンス。2013/09/26
akiyuki_1717
1
ヒストリカルは苦手なのに、更に歴史的な内容が多く、歴女向け?ここまで明細な戦術や、やり取りは私のロマンス定義からは外れていました。対立するどちらの王に忠誠を尽くすのかというセリフが何十回も出てきて、飽きてしまいました。ヒロインも捕虜になり、家臣には降伏するように言いながら、自分は何度も逃げ出して、自ら窮地に陥ることを繰り返すあたり、ここまでヒーローの復讐心が強ければ、とっくに殺されてると思うんだけど、ヒーローはいい人だから、助けるんだよね。ヒロインに対して事がいいように運びすぎてて、何のヒネリもなかった。2015/02/03
くろうさぎ
0
昔は当たり前だったんだろうと思われる八つ当たり的?復讐です。2008/05/09




