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内容説明
「宇宙はどこからはじまったの?」「心と脳は同じなの?」「人が人を罰することはできるの?」―素朴な疑問を、とことんまで考えてみるのが哲学の極意です。疑ったり、反論を立てたりしながら、著者は哲学的に考えるためのプロセスを易しく、丁寧に明らかにしてゆきます。読み進むうちに、自然と脳が鍛えられ、簡単にはだまされない知恵と判断力が身に付く、役に立つ哲学入門書。
目次
宇宙はどこからはじまったか?
とりはずされた脳の冒険
意識という謎
日常にひそむ推論の落とし穴
歯医者には患者の痛みが理解できるか?
考える機械の悲しみ
意味とは何か?
デザイナー・ベビーの誕生
同性愛はいけないこと?
道徳を教えるのは神様か?
悪さを見抜く色眼鏡
これでも芸術?
知識について
陽はまた昇る
タイム・トラベルは可能か?
人は人を罰しうるか?
ジョディーとメアリーの最大幸福
ぼくがぼくであること
世界をまどわす七つの逆説
著者等紹介
ロー,スティーブン[ロー,スティーブン][Law,Stephen]
哲学者。現在、ロンドン大学ヘイスロップ・カレッジで教鞭をとる。予備校を除籍された後、数年間は郵便配達をして過ごし、哲学のたのしみに出会う。大学入学資格を取得し、オックスフォード大学トリニティ・カレッジ、同大学クイーンズ・カレッジへ進み、博士号を取得。英国王立哲学学会発行の一般読者向け哲学雑誌Thinkの編集者でもある
中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。