ランダムハウス講談社文庫
ダライ・ラマとパンチェン・ラマ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270100547
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0198

内容説明

ことのはじまりはパンチェン・ラマ十世が50歳の若さで急死したことにあった。転生ラマをめぐり、中国とチベット亡命政府のかけひきの中、95年5月半ば、突如ダライ・ラマはパンチェン・ラマ十一世を発表。その生まれ変わりとされる6歳の少年は、両親、兄弟とともに中国公安に連れ去られ、消息を絶った。転生者探しの顛末は?中国とチベットの関係は?本書は英国人ジャーナリストの著者が、綿密な取材力で克明に描いたノンフィクション作品である。

目次

探索の始まり
ダライ・ラマ政権の誕生
転生ラマ制度とは
パンチェン・ラマの登場
二大ラマの対立
パンチェン・ラマ九世、十四年間の彷徨
十世選出をめぐる思惑
国民党から共産党へ
ダライ・ラマ十四世の亡命
党の心臓をねらう「毒矢」
九年八か月の独房生活
パンチェン・ラマの妻
突然の死
転生者探しの開始
それぞれの思惑、微妙な綱引き
ヒマラヤを越える候補者リスト
最悪の結末
タシルンポ僧院、制圧される
二人の少年の運命
世界で最も幼い政治囚

著者等紹介

ヒルトン,イザベル[ヒルトン,イザベル][Hilton,Isabel]
英国・ロンドン在住。国際ジャーナリスト。テレビ・ラジオで中国情勢についてのコメンテーターとして知られる。Sunday Times,Independentなどの多数の新聞・雑誌などで執筆

三浦順子[ミウラジュンコ]
東京学芸大学教育学部卒。’86年から’89年にかけて、北インドのダラムサラに滞在。帰国後チベット関係の翻訳や通訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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samandabadra

2
今も行方がわからないパンチェンラマ11世をめぐる物語。もともと『高僧の生まれ変わり チベットの少年』という題だったものを文庫化するに当たってこのように変えた。確かに、両者の関係の十分理解できる内容になっている。とくに、パンチェンラマの確定のプロセスの中で、ダライラマがどうかかわっていたのかがわかる。中国語で出た『パンチェンラマ伝』にも出てくる、母親や兄弟にも会っているが、同然のごとく美化された中国側の資料とは違うかかれ方をしている。また、亡命し、インド各地に散らばったチベット人たちの生活も知ることができる2011/01/14

れじい

0
ごめんなさい、途中でギブアップ。 思っていたのと違う...2021/03/04

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