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内容説明
ことのはじまりはパンチェン・ラマ十世が50歳の若さで急死したことにあった。転生ラマをめぐり、中国とチベット亡命政府のかけひきの中、95年5月半ば、突如ダライ・ラマはパンチェン・ラマ十一世を発表。その生まれ変わりとされる6歳の少年は、両親、兄弟とともに中国公安に連れ去られ、消息を絶った。転生者探しの顛末は?中国とチベットの関係は?本書は英国人ジャーナリストの著者が、綿密な取材力で克明に描いたノンフィクション作品である。
目次
探索の始まり
ダライ・ラマ政権の誕生
転生ラマ制度とは
パンチェン・ラマの登場
二大ラマの対立
パンチェン・ラマ九世、十四年間の彷徨
十世選出をめぐる思惑
国民党から共産党へ
ダライ・ラマ十四世の亡命
党の心臓をねらう「毒矢」
九年八か月の独房生活
パンチェン・ラマの妻
突然の死
転生者探しの開始
それぞれの思惑、微妙な綱引き
ヒマラヤを越える候補者リスト
最悪の結末
タシルンポ僧院、制圧される
二人の少年の運命
世界で最も幼い政治囚
著者等紹介
ヒルトン,イザベル[ヒルトン,イザベル][Hilton,Isabel]
英国・ロンドン在住。国際ジャーナリスト。テレビ・ラジオで中国情勢についてのコメンテーターとして知られる。Sunday Times,Independentなどの多数の新聞・雑誌などで執筆
三浦順子[ミウラジュンコ]
東京学芸大学教育学部卒。’86年から’89年にかけて、北インドのダラムサラに滞在。帰国後チベット関係の翻訳や通訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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