ランダムハウス講談社文庫
廃墟ホテル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270100226
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

忍びこむ者―廃墟のもつ魅力に取り憑かれた彼らと共に、新聞記者バレンジャーはかつての豪華ホテルに潜入した。畸形のネズミ、5本足のネコが棲まう建物を探索するうち、秘密の通路を発見!オーナーの大富豪、カーライルはそこから客室を覗いていたのだ。そして客室で起きた殺人、虐待といった惨劇の痕跡を保存したまま彼はホテルを閉鎖していた―その異常な光景を目にした瞬間、一行の背後に怪しい影が忍び寄る。

著者等紹介

マレル,デイヴィッド[マレル,デイヴィッド][Morrell,David]
1943年カナダ・オンタリオ州生まれ。1967年アメリカへ移住。ペンシルヴァニア州立大学でアメリカ文学を専攻し、博士号を取得。1972年、処女作『一人だけの軍隊』が世界的ベストセラーになり、エンターテインメント界の第一人者となる。『ランボー』原作者として知られ、その他にも『赤い砂漠』『トーテム』『夜と霧の盟約』『蛍』(以上、すべて早川書房刊)など、著書多数

山本光伸[ヤマモトミツノブ]
国際基督教大学歴史学科卒。インターカレッジ札幌および柏艪舎(株)代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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カムイ

41
★★★ランボーの原作者、読んでから知った、廃墟ホテルを舞台にしたホラー、前半はそれなり、後半はドンパチ、奇形のネズミやネコは要らんと思う、二度と読まんだろうな❢2020/05/22

Tetchy

16
まさか廃墟探索がこれほどスリリングだとは思わなかった。長年風雨に曝され、老朽化が進み、床が突然抜けたり、階段が崩落したり、思いもかけない危難が待ち受けているのだ。そんな状況で機転を働かせて仲間の救出を行うところなど、手に汗握るスペクタクルになっている。機能を失った建物が未知なるジャングルの如き迷宮に見えてくる。実に面白い題材を見つけたものだ。正直云って本書は私が今まで読んだマレル作品で一番面白い長編となった。マレルは21世紀になって作風がガラリと、しかもいい方に変わった。これほど味が出るとは思わなかった。2013/02/01

ハルバル

11
20世紀初頭に建てられた高級ホテルの廃墟に潜り込んだ都市探検者<クリーパーズ>の恐怖の一夜。裏に隠された監視装置や隠し部屋など、まるで連続殺人鬼H・H・ホームズのホテルを思わせる仕掛けの数々はかなり怖いし、部屋に残された自殺者の持ち物を見つけていく辺りの静かな恐怖感も好き。それだけに中盤からはホテルに潜んでいた追跡者から逃れる普通のサスペンスになってしまうのが残念。とはいえ伏線は丁寧に張られており、過去のトラウマを抱えながらも希望を失わずに奮闘する主人公は格好いい正統派ヒーローだしなかなか面白かった。2018/11/25

paxomnibus

4
これが映画の脚本なら、名匠にかかれば傑作になる可能性があるけれど凡庸な監督だったらB級ホラーで終わるだろう。最後の方でちょっと「ランボー」を思い出した。で、後書き読んだらなんと「ランボー」の原作者だった。うん、あれは監督が良かったんだな。 本作も映画のような展開で、派手な仕掛けはてんこ盛りだわ「意外な展開」は矢継ぎ早だわでいちいち驚いてる暇がない 。そのためただ次々読み進むだけに陥るのが残念。もっとこう、読者をじっくり「わあ、おっどろいた~!」という時間にひきこんで欲しい。「意外な展開」、意外じゃないし。2018/12/21

Iku Ogawa

3
映像で見たいなー。2017/06/04

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