内容説明
宇宙船を降りてシリウスで休暇を過ごしていた“ケプティン”はある日、ペットのトリブルを連れた婦人に出会い、ゆきずりの恋がいつしか…。チェーホフの傑作短篇をスター・トレック風にアレンジした「トリブルを連れた奥さん」をはじめ、子供向けゲームブックの形式を使って、人間の最後の一日をたどる「“アドベンチャーゲームブック”ルーブ・ゴールドバーグ・マシンである人間の魂」、宇宙から来た“実在”と島で暮らす孤独な女性の交流を綴る表題作「第七階層からの眺め」など、SF、ラブストーリー、コミック、ファンタジーの要素を駆使しながらジャンルの枠にとらわれることなく、多彩な手法で人間のいとなみを描ききった13の滋味あふれる物語。アメリカのイタロ・カルヴィーノと称され、『終わりの街の終わり』で絶賛を浴びた若手作家、待望の傑作短篇集。
著者等紹介
ブロックマイヤー,ケヴィン[ブロックマイヤー,ケヴィン][Brockmeier,Kevin]
1972年、フロリダ州生まれ。サウス・ウェスト州立大学卒業。1997年に短篇「ある日の“半分になったルンペルシュティルツヒェン”」でイタロ・カルヴィーノ短篇賞を獲得して作家としてのデビューを飾る。以後、O・ヘンリー賞やネルソン・オルグレン賞などを獲得して、短篇の名手として新人ながら注目を浴びる。2007年、長篇『終わりの街の終わり』(武田ランダムハウスジャパン)を発表、文芸誌“グランタ”が10年ごとに発表する「もっとも有望な若手アメリカ作家2007」に選ばれ、アメリカを代表する若手作家として不動の評価を得た
金子ゆき子[カネコユキコ]
横浜国立大学経済学部国際経済学科卒業。英仏文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フユコ
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りつこ
藤月はな(灯れ松明の火)
きゅー