出版社内容情報
パキスタン人作家が描く「グレードギャツビー」と「ノルウェイの森」の世界。そして、9・11後のアメリカ。ブッカー賞最終候補作
「何かお手伝いいたしましょうか?」ある日の午後、ラホールの旧市街アナールカリ・バザールの近くで「僕」は何かを探している様子のアメリカ人と思しき男に声をかける。警戒する男に「僕」は、自分もアメリカのプリンストン大学を卒業し、ニューヨークの第一線で仕事をしていた人間だ、と切り出す。そして不思議な運命に翻弄された自分の半生を語りだした――ニューヨークでの生活、仕事、アメリカンドリーム、恋、そして9.11。暖かな午後が夕暮れを迎え、そして夜の帳が下りるころ、「僕」の物語は不穏な様相を呈しはじめ……。パキスタン人作家が描く、「グレードギャツビー」と「ノルウェイの森」の世界。そして、9.11後のアメリカ。全米の大学生が読んだベストセラー。ブッカー賞最終候補作!
【著者紹介】
1971年、この物語の舞台でもあるパキスタンのラホールに生まれる。プリンストン大、ハーバード・ロースクールを卒業。マッキンゼー(NYおよびロンドン)でコンサルタントとして働く間に2作の小説を執筆した。処女作Moth Smoke (2000)では1990年代のパキスタン都市部のセックスとドラッグと階級闘争を描き、Betty Trask賞受賞。PEN/Hemingway賞最終候補にもなった。また、この作品はパキスタンでカルト的な人気を集め、テレビドラマ化もされた。第2作にあたる本作は国際的ベストセラーになり、
多数の賞を受賞。また、ブッカー賞最終候補に。2000年代の若者像を最も鋭くとらえた作品として、今も高い評価を得ている。現在はロンドン在住。執筆活動に専念している。
内容説明
「何かお手伝いいたしましょうか?」ある日の午後、ラホールの旧市街アナールカリ・バザールの近くで「僕」は何かを探している様子のアメリカ人と思しき男に声をかける。警戒する男に「僕」は、自分もアメリカのプリンストン大学を卒業し、ニューヨークの第一線で仕事をしていた人間だ、と切り出す。そして不思議な運命に翻弄された自分の半生を語りだした―ニューヨークでの生活、仕事、アメリカンドリーム、恋、そして9.11。暖かな午後が夕暮れを迎え、そして夜の帳が下りるころ、「僕」の物語は不穏な様相を呈しはじめ…。パキスタン人作家が描く、「グレートギャツビー」と「ノルウェイの森」の世界。そして、9.11後のアメリカ。ブッカー賞最終候補作。
著者等紹介
ハミッド,モーシン[ハミッド,モーシン][Hamid,Mohsin]
1971年、ラホールに生まれる。プリンストン大、ハーバード・ロースクールを卒業。マッキンゼーでコンサルタントとして働く間に2作の小説を執筆した。処女作Moth SmokeはBetty Trask賞受賞。PEN/Hemingway賞最終候補にもなり、パキスタンでテレビドラマ化もされた。第2作にあたる『コウモリの見た夢』は国際的ベストセラーになり、多数の賞を受賞。また、ブッカー賞最終候補に。現在はロンドン在住
川上純子[カワカミジュンコ]
津田塾大学卒。出版社勤務を経て、シカゴ大学大学院修士(M.A.)課程修了。現在はフリーで翻訳・編集業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jam
nobi
アナーキー靴下
藤月はな(灯れ松明の火)
ちえ