アインシュタイン―その生涯と宇宙〈下〉 (第2刷修正版)

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  • サイズ B6判/ページ数 476p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270006504
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

出版社内容情報

20世紀最大の天才と言われ、世界の人々を魅了し続けるアインシュタイン。未公開資料で解き明かす彼の頭脳と心。決定版評伝!

20世紀最大の天才と言われながら、世界の人々を魅了し続けるアインシュタイン。彼の創造性がいったいどのようにして生まれたのかは、誰でも知りたいと思うだろう。
著名な伝記作家の著者は、今まで公開されなかった膨大なアインシュタインの私的書簡をはじめ、彼にまつわる数々のエピソード、彼の科学理論展開などを、時系列の中でその事実関係を徹底的に検証し、結果として、このたぐいまれな人物の生活・愛・知性を包括し、その人間性を浮かび上がらせることに成功している。アインシュタイン評伝の決定版。
下巻は、相対性理論の発表により一躍世界の有名人となり、さらにノーベル賞受賞。統一場理論の体系化へ向けて量子理論との葛藤、ユダヤ人としてナチスドイツを逃れ、アメリカへ亡命。自らが考え出した原爆だが、広島・長崎の惨劇に傷付き、平和への活動にも力を注ぐ後半生。

<下巻>
12.名声1919
13.さまよえるシオニスト 1920-1921
14.ノーベル賞受賞者1921-1927
15.場の統一理論1923-1931
16.転換期の50代
17.アインシュタインの神
18.亡命者1932-1933
19.アメリカ1933-1939
20.量子のからみ合い1935
21.原爆1939-1945
22.「一つの世界」論1945-1948
23.記念碑1948-1953
24.赤い恐怖1951-1954
25.最期1955
エピローグ…アインシュタインの脳と心

【著者紹介】
1952年生まれ。作家。ハーバード大学卒業後、オックスフォード大学の大学院に進学し、その後、ロンドンの『サンデー・タイムス』でジャーナリストの経歴をスタートさせた。そして1978年に雑誌『タイム』の編集に携わり一九九六年に編集長となった。二〇〇三年からはアスペン研究所の理事長兼CEO(最高経営責任者)も務めている。この研究所は一九五〇年に設立され、さまざまな領域の専門家を集めて現代社会における課題を自由な立場で議論、時代を超越したアイデア、価値観の研究、卓越した主導者の育成を目指す非営利の研究機関である。またオバマ政権下で、ボイス・オブ・アメリカや国際放送を管轄する放送管理局の委員長を務めている。この間、伝記作家としてベンジャミン・フランクリン、ヘンリー・キッシンジャーの伝記なども書いている。

内容説明

この類いまれな人物の生活・愛・知性の全容。果たして幸せだったのか?未公開の膨大な私的書簡から明かされる天才の人間的真実。

目次

名声
さまよえるシオニスト1920~1921
ノーベル賞受賞者1921~1927
統一場理論1923~1931
転換期の五〇代1929~1931
アインシュタインの神
亡命者1932~1933
アメリカ1933~1939
量子のもつれ1935
原爆1939~1945
「一つの世界」論1945~1948
記念碑1948~1953
赤い恐怖1951~1954
最期1955
アインシュタインの脳、アインシュタインの心

著者等紹介

アイザックソン,ウォルター[アイザックソン,ウォルター][Isaacson,Walter]
1952年生まれ。作家。ワシントンDCに拠点を置くアスペン研究所の理事長兼CEO。CNNの委員長兼CEOも勤める。また米タイムズ誌では編集長を勤めた。オバマ政権下になって、大統領の要請により、ボイス・オブ・アメリカ、自由欧州放送、および他の国際放送を管轄する米政府放送管理局の委員長に任命された。伝記作家としてベンジャミン・フランクリン、ヘンリー・キッシンジャーの伝記なども書いている

二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
東北大学大学院理学研究科教授。宇宙物理学専攻

関宗蔵[セキムネゾウ]
東北大学名誉教授。天文学専攻

松田卓也[マツダタクヤ]
神戸大学名誉教授。天文学及び宇宙物理学専攻

松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

12
本書(下巻)は、20世紀最大の物理学者A.アインシュタインの後半生記(40歳~)。伝記作家の著者が、公文書、’80年以降に公開された私的書簡(手紙)、数々のエピソードをもとに、個人としての人間アインシュタインの研究観、世界観、教育観を克明に焙り出してくれている。一部翻訳に難があるものの、非常に興味深く読むことができた。 情熱的且つ旺盛な好奇心、想像力の持ち主であったこと、人格神ではなく、「存在する全てのものの調和に現れる神」に畏敬の念を抱いていたこと、等が印象的。 天才であったが故の悲劇;死後、↓2013/03/30

よしひろ

6
翻訳に一部難があるものの、アインシュタインの探究の姿勢を十分に描いた作品となっている。

yooou

1
☆☆☆★★ アインシュタインの世界観に深く迫る中盤は読みどころのひとつ。また世界情勢に翻弄されていく様はなんともかわいそうでありました。しかし、自動翻訳したような文章はとても読みにくかったです。2012/02/04

kino

1
第2刷修正版。宗教心についての言葉が印象的。2011/09/05

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