プロジェクト写楽―新説江戸のキャラクター・ビジネス

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784270006443
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

マンガ・アニメの原点は江戸時代にあった!
写楽の真実に迫る衝撃の推理と、そこから見えてくるビジネス戦略

マンガ・アニメの原点は江戸時代にあった!
写楽の真実に迫る衝撃の推理と、そこから見えてくるビジネス戦略

国際的にも高い評価を受けている写楽は、わずか10ヶ月の間に膨大な木版画作品をこなし、こつ然と消息を絶った謎の浮世絵師である。そのため写楽の正体については多くの議論が戦わされてきた。
本書では、写楽作品の従来とは異なる分類や画法の分析、能面の造形原理などを通して、写楽の手法が現代のマンガ、アニメに通じるキャラクター制作の原型となったこと示すほか、蔦屋重三郎のプロデューサーとしての手腕を考察。「写楽」が江戸の歌舞伎界という一大エンターテインメント市場をターゲットにしたビジネスプロジェクトであったことを解明する。

【著者紹介】
早稲田大学文学部美術科日本美術史卒業。美術雑誌『アート・トップ』の編集長を長年務めたのち、独立。現在は執筆活動に専心。

内容説明

写楽とは何者か?日本美術最大の謎には江戸歌舞伎の危機を救ったビジネス戦略が潜んでいた。

目次

序章 「写楽」最大の謎
第1章 写楽研究の不都合な謎
第2章 写楽の首
第3章 なぜ能役者が起用されたか
第4章 プロジェクトの全容解明へ
第5章 謎の解明
第6章 世界の「写楽」になった理由

著者等紹介

富田芳和[トミタヨシカズ]
1954年東京生まれ。早稲田大学文学部美術史学専攻課程修了。旬刊紙「新美術新聞」編集長、美術専門誌「アート・トップ」編集長を経て、現在は美術専門のライター、編集者として活動。また、東京の地域エリアにおける江戸文化プロジェクトの推進にかかわる。美術企画出版代表、国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

3
再読。第三期の出版に動員された摺師は五十人以上、彫師も五十人以上。手配するだけでもたいへんなんだから、行き当たりばったりで路線変更するわけない、初めからのプロジェクト通りに進めたんだ!という衝撃の写楽論。江戸の浮世絵はアートにあらず、サブカルチャーもしくはキャラクタービジネス。大判をやめて細判ばかりになったのは細判の方が売れたから、大首絵をやめて全身像ばかりになったのは全身像の方が売れ筋だったから!と指摘されてみればその通りの話ばかりで、後世の価値観で過去を見てはならないなと痛感させられたのであります。2020/05/02

2
これは良書。出版業界人によるキャラクタービジネスとしての写楽論という視点がまず興味深い。浮世絵がアートとして認められたのは明治も後半以降。版元の蔦屋も写楽自身も自分たちがやっていることをぜんぜん芸術だとは思わないで、ビジネスとしてどんな絵を描いたら歓迎されるか、どうやって売り出したら成功するかを考えていたはず。写楽作品をアートと見る通説が陥る「落とし穴」の数々はなるほどごもっともと納得できることばかりであります。こうした観点からの検討が、正しい意味で歴史の研究に貢献できるものではないでしょうか。星5つ。2016/08/06

なおり

1
こういう考え方もあったんだ。 でも、なぜ第4期で終わったのでしょう。2014/08/26

ムク

1
これは面白かった。写楽が誰か、という謎解きではなく、名プロデューサー蔦重による一大プロジェクトとしての写楽のとらえ方が斬新。浮世絵や黄表紙、歌舞伎といった庶民文化をサブカルチャーとして論じると、江戸の文化が一層身近なものになって興味も倍増する。2012/02/23

いそっち@灯せ松明の火

1
今年、写楽の美術展に行ったので、興味がわいて、手にとりました。歌舞伎がいろいろと規制されていた寛政の改革時に、歌舞伎の人気を保とうとしたプロジェクトという発想は、面白かったです。役者は、アイドル、役者絵は、プロマイドみたいなものですよね。しかし、浮世絵という芸術は、日本の誇るものだと、思います。2011/08/01

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