「丸の内」の歴史―丸の内スタイルの誕生とその変遷

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784270005224
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0052

出版社内容情報

和洋融合、日本の都市文化は「丸の内」から始まった。
日本を代表する都市センター「丸の内」の成立と推移、及びその特色について具体的な資料を元にした実証的な調査研究書。江戸幕末から丸の内がセンターとしてのまとまりを魅せた昭和初期までを多面的に捉え、都市文化論的にまとめる。

内容説明

日本のビジネスセンター「丸の内」を、実際の設計図から文学作品まで、膨大な資料のもと、極めて実証的に調査し、時間軸に沿って立体的に再現した「丸の内」350年の歴史パノラマ。

目次

1 江戸時代の丸の内(丸の内の原風景;下町、武家地と町人地の成立 ほか)
2 文明開化の足音―幕末から明治維新後の東京都心(~明治22年)(東京に近づく江戸;官有地化する丸の内 ほか)
3 丸の内に誕生した近代都市空間(明治23年~明治36年)(官有地払い下げの攻防;丸の内のグランドデザイン・イメージ ほか)
4 一丁倫敦から一丁紐育へ(明治37年~大正12年)(将来像の疑念からスタートした一丁倫敦(明治37年~大正元年)
第二十一号館から始まる一丁紐育時代(大正元年~大正6年) ほか)
5 第一期・丸の内ビジネス街の完成(大正12年~昭和15年)(帝都復興計画と都心(丸の内、日本橋、銀座)
一丁紐育の時代(近代オフィス建築の変化) ほか)

著者等紹介

岡本哲志[オカモトサトシ]
1952年東京都中野区若宮生まれ、法政大学工学部建築学科卒業。現在、岡本哲志都市建築研究所代表。博士(工学)。日本建築学会会員、日本都市計画学会会員。専攻は、都市形成史、都市論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryota Ishikawa

0
丸の内において如何に一丁倫敦や一丁紐育が出来て来たかを解説している本。武家地であった丸の内が後に三菱に払下げが行われ、三菱が一丁倫敦や一丁紐育をどのように作っていったかを当時の世相や人の流れ等を踏まえて語っている。この本の良い所は、一見統一されているように思われる各建物の場所や、意匠、様式、計画の主流や差異などを当時の状況などを踏まえて触れられており、形成の仕方がありありと分かる点である。しかし、時代が戦後すぐまでであるため、なぜ現在のようになったかが触れられていないのが玉に瑕である。2021/07/15

tohoho

0
丸の内ビジネス街は、丸の内と神田三崎町の練兵場の土地およそ10万7千坪が、陸軍省より128万円(当時の年間国家予算7.900万円)で岩崎彌之助に払い下げられたところから始まる。三菱史料館に128万の領収書もあり、併せて見るのもおもしろい。2018/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/637514
  • ご注意事項

最近チェックした商品