フリーダ・カーロとデュエゴ・リベラ

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784270004623
  • NDC分類 723.56
  • Cコード C0071

内容説明

メキシコが生んだ世界的シュルレアリスト、フリーダ・カーロ。フリーダの才能を認め開花させた巨匠、ディエゴ・リベラ。二人の運命的出会いから別れまで、新たに発掘された資料を踏まえ、その愛憎・相克の関係と芸術の軌跡をたどった、著者渾身の力作。

目次

1 フリーダ生誕一〇〇年目の夏
2 打ち砕かれた翼
3 巨人との出会い
4 アメリカの嵐
5 イサム・ノグチとの日々
6 トロツキーの恋文
7 自立への道
8 豊穣の大地
9 愛は抱擁する
10 ビバ・ラ・ビダ!(生命万歳!)

著者等紹介

堀尾真紀子[ホリオマキコ]
1968年東京芸術大学美術学部卒業、1972年同大学院修士課程修了。この間1969年~70年パリのフランス国立美術工芸大学(Ecole Nationale Sup´erieure des Arts D´ecoratifs)留学。現在、文化女子大学教授(造形文化論)。著書に『画家たちの原風景』(日本放送出版協会)、第35回日本エッセイスト・クラブ賞受賞、他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

321
タイトルは並列だが、実質的にはフリーダ・カーロの生涯を追った伝記。ディエゴ・リベラは、彼女の生涯を通して最も愛した男性であった。もっとも、そうはいっても内に圧倒的な情熱を秘めた彼女のこと。不倫の相手もイサム・ノグチにトロツキーと超大物。親交のあったということでは、アンドレ・ブルトンやピカソと益々多士済々。あのブルトンが彼女に「つまらない男」と切って捨てられている始末。カーロは200点ほども絵を残したが、そのほとんどは自画像。強烈な自我を絵に投影していったものと思われる。カーロの絵はお薦め。2023/07/19

菊川ねこじ

1
この本でフリーダとディエゴが「どうしてそういうことになったのか」という行動理念が非常によくわかった。二人の置かれた立場も充分解説してくれているし、今まで読んだ本の中でも二人へのしっかりした取材と推察、愛情、全てにおいて本当に素晴らしい内容だった。二人の作った作品と大まかな履歴、時代背景などの予備知識をもってこの本と出会うことで二人のことが強く理解でき、そうすることで自分自身の考えへのフィードバックができると思う。2022/04/30

けい

1
フリーダ・カーロは、女性問題を人生の課題とする方に人気があるようです。何故だろう?という疑問を胸に選んだ一冊。 女性が仕事を選ぶことが難しかった時代。精神的にも経済的にも自立することは、この現代において『宇宙旅行をする』くらい遠くて特別な人にだけ許されたことだったのではないか。 その中で自分の意思で人生を選び、歯に衣せぬ物言いをする彼女はとても眩しく見えたのではないかと思う2020/10/22

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