内容説明
一人娘のダコタを育てながら毛糸店を営むシングルマザーのジョージア。そんな彼女を温かく見守る良き助言者のアニタ、かつて彼女を裏切った旧友キャシー、ダコタの誕生前に別れた恋人ジェイムズ、金曜の夜に集まってくる店の常連客たち―それぞれの身に起こるドラマと強まる絆。しかし、ある日、ジョージアに悲しい事実が告げられる…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
79
すぐに映像が思い浮かぶところは朝ドラ化向きな爽やかストーリーみたいです。でも「人生、これからって時に!」な展開は悪態付きたくなるけどそれでも続く人生の一端だ。ジョージアのおばあさまは『西の魔女が死んだ』の魔女さんみたいで素敵。でもジェイムズの言い分には女にすると「ハァっ!?(゚Д゚#)」って感じだし、キャットもアダムが「妻=自分にとってのサンドバック兼アクセサリー」しか見てないことを実感しているなら未練なんか持っていても無駄!どうせなら、夫の浮気やモラハラの証拠をかき集めて公衆の裁判でぶちまければいいのに2016/03/31
アオイトリ
21
読メのレビューより)私はジョージア・ウォーカー。ここはニューヨークのアッパーウェストサイドにある私の毛糸店です。そしてここから全てが始まったのです。人気テレビドラマを観るように楽しみました。主演は大好きなジュリアロバーツで。聡明で率直なシングルマザー。最愛の娘ダコタ。彼女の支援者、ウィットに富む裕福な老婦人アニタ。そして店の常連客たち。ニューヨークで頑張る女性たちの奮闘ぶりに勇気をもらいました。2022/06/28
つきみ
19
編み物をしていると、この作業が果てしなく続くかのように感じる。でも必ずゴールがやってくる。それはちょっと嬉しい反面、淋しかったり。そしてゴール地点で振り返ってみると、最初より少し自分が成長している事に気付いたり、考え方が変わっていたりすることもある。この本を読みながら、編み物をした時と同じ気持ちになり、女性たちの変化が心地よかった。良い本に出会えた。2013/12/04
寧々子
13
『金曜日の編み物クラブ』というタイトルに惹かれて、ずっと読みたいと思ってました。 でも、こんな結末が用意されていると知っていたら読まなかったのに・・・・・ 読了後はちょっと呆然自失って感じでした。 毛糸店を営むシングルマザーのジョージアの人生に突然戻ってきた元恋人と元親友。 その2人に翻弄させられるジョージアと常連客たちが抱える悩みが描かれています。 もつれあった毛糸が徐々にほぐれるような読み心地が、終盤にいきなり変調するので戸惑い、ショックから醒めないまま読み終わってしまった。 2015/10/05
のほほん@灯れ松明の火
6
こんなお店が身近にあったら、どれだけ心強いことか!! 2010/03/27