僕とばあばと宝くじ

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  • サイズ B6判/ページ数 476p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784270003916
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

シアトルにある海沿いの町で、軽度の知的障害をもつペリーは、世間から差別されながらも平凡で幸せな日々を送っていた。やがて親代わりの祖母が亡くなり、ひとりぼっちの生活を始める。そんなある日、毎週買い続けていたワシントン州発行の宝くじに当せんし、千二百万ドルを手に入れ一夜にして有名人になった。あの手この手で金をむしり取ろうとする親族からペリーを守ったのは、祖母の教えと親友だった―。どこまでもピュアで真っ直ぐで、ユーモラスな主人公に笑って泣けるイノセント・ストーリー。

著者等紹介

ウッド,パトリシア[ウッド,パトリシア][Wood,Patricia]
シアトル出身。医療技術者として米陸軍に在籍後、乗馬インストラクター、高校教師、サメ研究チームのスタッフなど、さまざまな職業に従事する。現在は博士号取得を目指しハワイ大学に通う。『僕とばあばと宝くじ』でデビュー

小林さゆり[コバヤシサユリ]
1966年生まれ。英米文学翻訳家。神奈川大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はる

49
良かったです。軽度の知的障害をもつペリーは、親代わりのばあばと世間から差別されながらも幸せに暮らしていた。そんなある日、宝くじに当たって一夜にして大金持ちになったペリー。あの手この手で金をむしり取ろうとする親戚からペリーを守ったのは、祖母の教えと親友たちだった…。切なくもあたたかいストーリー。お金持ちになってめでたしめでたしではなく、そこからペリーが多くのことを学んでいくのがミソ。ペリーの純粋さと仲間たちの友情にホロリとさせられます。おすすめ。2017/07/27

テツ

24
知的障害をもつペリーは祖母と二人で慎ましくも清らかに暮らしていた。祖母が亡くなってしばらく経ち途方も無い金額の宝くじを当てたことからペリーの周囲は一変する。自分から搾取することしか考えない新しい世界と対峙するペリーを守ってくれたのは祖母の教えと友人たち。どんな状況、自分の持ち物が多少変化しても自分自身は変わらない。変わってしまうのは多分自分を取り巻く世界の方なんだ。そしてそんなめまぐるしく変わる世界から自身を守ってくれるのは自分を愛してくれる人たちや遺してくれた想いだけ。良い物語でした。2017/07/27

Takako

5
軽度の知的障害を持つペリーは、海辺の店で働きながら親代わりの気の強い祖母と慎ましく暮らしていた。祖母が亡くなったあと、宝クジで1200万ドルが当たり、ペリーの人生は一変する。いや、一変したのはペリーの周囲のみでペリーは一貫して変わらない。祖母の教えを一途に守り、純粋に、朗らかに、懸命に生きていく。あの手この手を使ってお金をむしり取ろうとする親戚と、必死にペリーを守る親友たち。展開していく話とペリーが出した答えに、心が温まります。愛に包まれた幸運のお話でした。2016/12/15

遠い日

4
ペリーの魂の在り方は純真無垢というありきたりの表現では足りない。親代わりの心正しき祖母が亡くなったあと、ペリーの境遇は一変する。亡き祖母と楽しみで買い続けていた宝くじに当選したことから、似非従兄弟らから、信じられないような卑賤な提案が続々ともたらされる。だが、ペリーは祖母の教えを頑なに守り、またペリーを必死で守ろうとする親友たちの助力で切り抜けてゆく。ペリーが自ら築こうとするものはかけがえのない愛に満ちていた。周りから受けとったものを、今度はペリー自身が与えていこうとする。その心の真っ直ぐさに打たれた。2008/11/13

けんとまん1007

4
人の持っている側面が、いろんな形で表されている。悪意・善意、強み・弱み。そんな中で、何かこれっと言うものを一本持っていることの強さみたいなものを感じた。俗に言う、ブレないものを持つことだろう。しかし、この「ばあば」は凄いなあ~と思う。先のことを考えて、主人公ペリーに、とっても大切なものをキチンと残すことができたのだから。不器用であっても、純粋に生きていくことの可能性・希望を与えてくれる。2011/09/22

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