内容説明
少数民族の迫害、食料品・医薬品の乱造、環境破壊、報道規制、多発する犯罪…在中国10年を超す二人の欧米人作家が、国外追放を覚悟で発表した告発の書。
目次
少数民族の文化を破壊する
不安定の五つの要因
危険にさらされる子どもたち
不幸な大学生たち
中国にはビル・クリントンがいない
ニュースを洗浄する
模造品
神を認めず
世界最大のおもちゃの兵隊
嘘で築いた王国
一元の格差
順応者たち
伝統の破壊
ガラスの子どもたち
労働災害・命の値段
ゴミの山と郊外
統制される外国文化
謝罪の戦争
台湾をめぐる叩頭が行こう
自殺する人々
ネット規制
発明の衰退
老齢化
なぜ海外留学したがるのか
環境の破壊
出稼ぎ労働者
「勝者」であるために:動物虐待
ブルーカラーの犯罪(粗暴犯)
識字率は低下するばかり
台湾―民主主義という毒薬
肥る中国人
進め、いざ
白い犯罪
阿諾尓徳・史瓦辛格とはだれのこと?
熱い国境
中国の企業ブランド
「巨大」という意味
赤い犯罪
資本主義導入の共産党
中国的倣漫
病気感染というテロリズム
男性優位
ギャンブラーたち
将軍たちの論理
アフリカを搾取する
さまざまな危機
医療の荒廃
女性蔑視
中国の声
著者等紹介
マリオット,デイヴィッド[マリオット,デイヴィッド][Marriott,David]
英国出身。ケント大学で英文学学士、オックスフォード大学でルネッサンス文学の修士号を取得。学生時代からさまざまな学生新聞の編集・記事執筆にあたる。ジャーナリズム、文学の教鞭を取ったのち、1999年に上海に渡り、中国の英字新聞『上海デイリー』の特集記事編集と中国人記者養成に携わり、新聞の創刊に協力する。その一方で上海交通大学や復旦大学の顧問を務める
ラクロワ,カール[ラクロワ,カール][Lacroix,Karl]
カナダ、ケベック州出身。ハンバー応用美術カレッジでマルチメディア美術、写真、映画製作技術を、ライアソン科学技術専門学校で一般教養を学ぶ。14歳から地元新聞で記者見習いを始め、のちにラスベガスの新聞にコラムニストとして勤務。1992年に初めて中国に渡り、中国東方航空、中国銀行、上海証券取引所など幅広いビジネス分野と、上海電視大学、上海対外貿易学院などの大学でコンサルタントを務める
中谷和男[ナカタニカズオ]
東京外国語大学卒業後、NHKに入局。20年間外国特派員を務め、ヨーロッパ・アラブ・アフリカ総局長(パリ)を最後に退職し、文筆家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。