内容説明
弱小国家から帝国への第一歩を踏みだし激動の時代を迎えたエリザベス朝イングランド。その中心地として急成長するロンドンでは演劇という新しいビジネスがめざましい発展を遂げていた。宮廷の庇護と大衆の支持を受けてシェイクスピアが次々と生みだした名戯曲はどんな劇場で演じられどんな観客を楽しませていたのか?当時の時代背景を振り返り、時を超えて愛され続ける作品の魅力に迫る。
目次
序章 シェイクスピアが活躍した時代
第1章 宗教改革と王位継承問題
第2章 エリザベス朝時代のイングランド
第3章 シェイクスピア、ロンドンへ行く
第4章 宮内大臣一座の誕生
第5章 演劇と演技手法の変化
第6章 初期のシェイクスピア
第7章 グローブ座
第8章 グローブ座で上演された戯曲
第9章 ブラックフライアーズ座
著者等紹介
カーモード,フランク[カーモード,フランク][Kermode,Frank]
イギリスの文芸批評家、英文学者。コロンビア大学名誉教授。アーデン版シェイクスピア『テンペスト』の編纂ほか、シェイクスピア研究に多大の貢献を成した
吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家
河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
東京大学准教授。角川文庫と白水社よりシェイクスピア戯曲の新訳を刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



