日高敏隆選集〈3〉昆虫という世界

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270003015
  • NDC分類 480.8
  • Cコード C0045

内容説明

昆虫とはどのような生きもので、世界をどんなふうに見ているのか?人間とは異なる“昆虫の論理”を描ききった快作。豊富な事例を紹介しながら、独自の視点で“昆虫の論理”をさぐってゆく。

目次

頭・胸・腹と翼の論理
卵からの変身
愛と死
虚偽と真実
昆虫における時間
空間と社会

著者等紹介

日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930年東京生まれ。東京大学理学部動物学科卒業。東京農工大学農学部教授、京都大学理学部教授、同理学部長、滋賀県立大学初代学長、大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所初代所長を歴任。1982年、日本動物行動学会設立、長く会長を務める。著書、訳書多数。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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蝎虎

2
昆虫は人間に対するアンチテーゼである。全てが遺伝的に組み込まれて学習の余地もない、しかし精巧にほとんど矛盾なく出来上がった昆虫の世界。人間の生きやすい世界とは人手の少しも加わっていない原生林のようなところでは決してない。人間が生きるためには自然の破壊をともなう。人間の生と自然破壊は対立すものではなく共存、付随関係にある。生物の「種」の絶滅は人間の絶滅への序章である。2012/03/01

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