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内容説明
レオナルド・ダ・ヴィンチは真正の「万能の人」である。彼の時代に確固とした知のモデルを築いたばかりでなく、その後の西洋文明のあらゆる分野に多大な影響を与えた。このルネサンスの偉大なる天才は画家であると同時に、絵画理論、解剖学、植物学、力学、水理学、数学にも精通し、土木および軍事技師としても知られ、数世紀後に初めて実現されるような機械の発案をいくつかも先駆けている。本書は、彼の多角的な才知を取り上げ、幾多の実験に取り組み、精力的な活動を展開した彼の生涯を深く掘り下げた。
目次
1452年‐1482年フィレンツェ天才のゆりかご(幼少期;ヴェロッキオの工房で;メディチ家とプラトン・アカデミー;駆け出しの頃;初期の作品;フィレンツェ時代後期の作品)
1482年‐1499年ミラノ成熟の歳月(スフォルツァ公;宮廷芸術家;画家としての偉大な業績;実践から理論へ)
1500年‐1508年新しい経験新しい時代(マントヴァ、ヴェネツィア、ローマ、そしてフィレンツェへ;フィレンツェ共和国とヴァレンティノ公チェーザレ・ボルジア;「素晴らしい傑作」;フィレンツェ共和国での最後の仕事)
1508年‐1519年巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ(フランス占領下のミラノ;イタリア最後のパトロン;フランスへの移住)
著者等紹介
フレゴレント,アレッサンドラ[フレゴレント,アレッサンドラ][Fregolent,Alessandra]
ウディネ大学哲文学部文化財保護学科卒業。フランス美術研究ラボラトリーおよびパリ、ルーヴル美術館の研修生として芸術技法を学ぶ。ミラノ・カトリック大学専門課程で近代美術史への造詣を深め、特に15~16世紀のヴェネト派、ロンバルディア派の研究、さらに、絵画技法に活用される物理化学的分析の研究に注力する
張あさ子[チョウアサコ]
東京外国語大学イタリア語学科卒。銀行、商社などの会社勤務を経て、フリーのイタリア語通訳、翻訳業を営む。NHK学園講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。