内容説明
妻子を捨て、世間を捨て、行乞の人生を送り、自然と一体になり、自己に偽らず、自由に一筋の道を詠い続けた種田山頭火。生涯に約八万四千句を読み、泥酔のうちに死んでいった彼の、奔放な句とすさまじい生きざまは、いつの時代にも、哀しいまでに人々に共感を与えずにはいられない。
目次
山頭火を行く 路
山頭火を行く 空
山頭火を行く 山
山頭火を行く 里
山頭火を行く 心
著者等紹介
四宮佑次[シノミヤユウジ]
写真家。日本写真家協会会員。日本広告写真家協会会員。九州大学工学部非常勤講師。日大芸術学部デザイン学科特別講師。1949年福岡県生まれ。1972年、日大芸術学部写真科卒業。その後都内大手印刷会社に入社、写真のみならずグラフィックデザインを学ぶ。その後郷里の福岡に戻り、1986年、(有)アート・スタジオを設立。器と料理、陶芸家や画家の人物像を撮ると同時に、九州の大自然、風物詩を取り続け、個展を中心に活躍する。2000年から、種田山頭火の九州における行乞境涯の山頭火の足跡をたどる旅に出、爾来、句のイメージを映像で捉え続けた。そしてその成果を湯布院アートホールを初めとする所で展示発表し、大好評を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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