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アディダスVSプーマ―もうひとつの代理戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270001271
  • NDC分類 589.25
  • Cコード C0030

内容説明

ロッカールームの茶封筒、ホテルの盗聴、突然の裏切り、変わらぬ友情、厚い信頼…、スポーツイベントが現在のように華やかになった舞台裏で、黙々と繰り広げられる、男たちの熱く過激な勢力争い。世界各国、5年間に及ぶ取材で描く、スポーツイベントの裏側…ワールドカップ、オリンピックを見る目が変わる、迫真の問題作。

目次

ダスラー・ボーイズ
兄弟の不和
決別
オリンピックでの無料配布
アルザスの計略
メキシコでの大当たり
手に負えない息子
頭からつま先まで
ペレ協定
スポーツポリティックス〔ほか〕

著者等紹介

スミット,バーバラ[スミット,バーバラ][Smit,Barbara]
1968年オランダ生まれ。その後フランスに移住してドイツ学校に通ったのち、ロンドン市立大学で国際ジャーナリズムを学び、MAを取得する。ロンドンでテレビのニュースキャスターの職に就くが、まもなくジャーナリストに転身。『ヘラルド・トリビューン』、『フィナンシャル・タイムズ』、『デーリー・テレグラフ』、『タイム』などに寄稿する。1996年にハイネケン・ビールとそのオーナー、アルフレッド‘Freddy’ハイネケンの伝記を執筆し、ベストセラーになる。現在はフランス在住

宮本俊夫[ミヤモトトシオ]
アールアイシー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

23
スポーツとカネの歴史本とも呼べる一冊でした。同族のドイツ企業が二つのシューズメーカーになり、シノギを削っていくかと思えば、もっぱらアディダスの一人勝ちに近い状況で、内紛や親族の諍いを包含しながらも発展していく様が非常に面白かった。日本市場とのかかわり部分も面白くて、大企業の興亡みたいな様相まで見られてとても興味深い。怪しい企業家との提携やら、企業モノの読み物としても面白くて、スポーツビジネスという暗部を見た気になれる一冊でした。2019/01/26

再び読書

17
思いの他、読むのに時間がかかりました。アディ・ダスラーの略でアディダスとは知らなかったので、薀蓄たれの僕にはいいネタでした。一族経営の限界と規模の大きさに少しどころか全く現実感がありません。中盤以降はアディダス対ナイキ、リーボックでプーマは片隅に追いやられています。ホルストの物語がメインに感じる、スポーツメーカーの巨大さに圧倒されたのが感想でした。2013/11/27

りょ

5
アディダスを中心としたスポーツブランドの話。アディダスとプーマは兄弟が分裂してできた会社とか、デサント、ミズノ、リーボック等々スポーツメーカーがどこかで繋がっていたりと知らなかった事が多くて楽しく読めた。兄弟喧嘩が息子の代になって、世界規模のお金をかけた争いになっていってスポーツビジネスが出来上がっていったんだと理解。カタカナの人名、土地等々が苦手なので読むのに時間はかかったけど勉強になりました。プロローグの中村俊輔の話は殆ど本文とはリンクしなかったような…日本向けのつけたし?2017/05/13

にゃまこ

5
スポーツ用品の大半の源をダスラー一家が生み出したのかと思うと、世の中狭いんだなあ、と思わされる。ここまで読ませるドキュメントも珍しいのではないか。かなり面白かった。アディダスがなければプーマもナイキもなかったとか、その事実だけでも相当面白いのだけど、兎に角文章がうまいのと、こんな取材よく受けたな!というブランド側の度胸に拍手。2013/03/25

スプリント

4
創業者一族の文字通り骨肉の争いから傾きかけた会社に群がる様々な人々の人間模様が書かれています。巻末に登場人物の簡単な紹介とその後について書かれていますがここも一読の価値ありです。2014/07/17

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