内容説明
誰でもできる「ざっくり企業価値評価」を使って、たった5分で妥当な株価を弾き出す!大事なお金を確実にふやしたい人のための、もう1つの株式投資。
目次
第1章 株式投資で儲けるしくみ
第2章 「価値」ってなに?
第3章 企業の価値を暴き出せ!
第4章 価値の「源泉」を見抜くには?
第5章 なぜ株価は上がるのか?
第6章 「感情の罠」にはまらないために
著者等紹介
山口揚平[ヤマグチヨウヘイ]
トーマツコンサルティング、アーサーアンダーセン、デロイトトーマツコンサルティングを経て、現在、M&Aコンサルティングファーム勤務。これまでに多数の大型買収案件に参画するなかで外資系ファンドの投資手法や財務の本質を学ぶ。投資の知識を個人投資家向けにわかりやすく伝えるべく始めたコラムサイトが好評。現在は、コンサルティング、講演などニッポンの個人投資家啓蒙活動に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
odaken
10
良書。安く買って高く売る = (企業価値というものさしをつくった上で)企業価値より格安になっている株を買って、その株が企業価値に近づき上昇または超えたら売るというもの。バリュー(割安)xグロース(成長)、そしてそれを見抜く企業価値を知るためのファンダメンタルな考えを本書では知ることができる。入門書としては他の本を読むぐらいならこの本を読んだほうがいいと思います。株式投資を初めて、どの株を買ったらいいのだろう、他の書籍を探している、PER PBR ROEってなんだろう人にちょうどいい本です。2014/05/28
Humbaba
7
株で儲けるために大切なことは,理論を理解することである.例え有名な人の進める株であっても,なぜそれを買うのかがわからなければギャンブルでしか無い.株式は,安く購入して高く売るからこそ儲けられる.そのためには,良い会社を選ぶのではなくて,割安な会社を選ぶ事が大切である.投資に向いている会社と,自分の入りたい会社,社会のためになる会社がすべて等号で結ばれるわけではない.2010/09/23
とみやん📖
5
企業価値の算定をこれ以上ないくらい分かりやすく教えてくれる本。投資を多少心得ている人であれば、誰でも理解できるのではないかと思った。 また、PBR、PER、ROEについての方程式は理解している人は多いと思うが、関係性を簡潔に教えてくれる。 そして、投資に当たっての留意事項も懇切に紹介してくれ、とても有難い良書。ふせんだらけになってしまった。また読み返したい。2024/01/16
とらのすけ
5
楽天証券HPのコラム上で執筆者の山崎元氏が推奨していたので購入した。簡単にいえば、バリュー投資の入門書。株価が変動を繰り返す中で、収斂していくべき株価(=企業価値)の算出法に割引現在価値の考え方を用いて説明している点は勉強になる。ただ、書かれた方法ですぐに投資が実を結ぶかどうかは実際のところ疑問に思うところがあるので、何冊も読んでいく投資本の中で出色の出来の一冊といった程度の見方をしておくほうがいいかもしれない。絶対の投資法を書いた本ではないと思う。後半の投資を行う上での心得も役立つと思う。2006/06/01
ねこ
4
株についての初歩的な知識が学べる。2018/05/04