文学と教育―詩を体験する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784269810471
  • NDC分類 901.1
  • Cコード C1098

内容説明

文体論研究が、権威主義を排し、自己の感性や理性に基づいてテクストを再構成する方略をとれば、ふつう分析を拒絶するとされる詩的作品もパラフレーズが可能となり、特に言語教育において効力を発揮する。ここに「詩的可能性」―人間が本来有する詩的能力と言語が示す詩的表現の相互作用―が具現されると本書は説く。

目次

第1部 詩の意義(はじめに―詩の一般的特徴と粗野な詩;通常の語りを超えての意義;解釈の手順―指示と表象;コンテクストからの分離―印刷された詩 ほか)
第2部 詩の教育(詩の特質;教育との関連性―再創造と言語意識;教育的アプローチ―権威者による評釈への挑戦;詩のテクストの制作―詩行の組み立て ほか)

著者等紹介

筧寿雄[カケヒヒサオ]
九州大学文学部卒業、北海道大学大学院(旧制)修了。テキサス州立大学留学(1962‐63)。ハワイ東西センター研究員(1973‐74)。神戸大学文学部教授、神戸学院大学院教授、神戸大学名誉教授

川畑彰[カワバタアキラ]
関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。バーミンガム大学シェイクスピア研究所にて在外研究(1981‐82)。芦屋大学教授。専攻は英文学、文学教育

梅沢時子[ウメザワトキコ]
津田塾大学学芸学部英文学科卒業。ハワイ大学およびジョージタウン大学にて応用言語学を履修(1965‐66)、カンザス州立大学大学院にてM.A.取得(アメリカ文学、1968‐71)、ウィスコンシン大学マディソンにて客員研究員としてアメリカ文学を研究(1987‐88)。前東海学園大学教授。専攻はアメリカ文学、応用言語学

野呂浩[ノロヒロシ]
ウェストミンスターカレッジ大学院教育研究科修士課程修了(M.Ed.,1973)。東北学院大学大学院文学研究科修士課程修了。東京工芸大学教授。専攻はアメリカ文学

小田朗美[オダアキミ]
ノートルダム清心女子大学文学部卒業。ミネソタ大学大学院言語学科TESOLプログラム(M.A.,1970)。元ノートルダム清心女子大学教授。専攻は英語学、英語教育
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品