内容説明
メディアの発展はアメリカとアメリカ人をいかに変えたか。文学はその変化をいかに捉えて表現したか。またメディアの発展はいかに文学を変えたか。メディアとアメリカ文学の親密性を解剖する本邦初のアメリカ・メディア文学論。
目次
共振/交錯するメディアとアメリカ文学
第1部 メディアとしての文学/文字のなかのメディア(ホーソーンの“みた”二つのイングランド―蔦をめぐる瞑想;ボトルと奴隷―『アンクル・トムの小屋』における支配と依存;『大統領の娘』に描かれた人種意識―一九世紀のポリティカル・メディアに関連して;シャーロット・パーキンス・ギルマンのメディア戦略―雑誌『フォアランナー』とユートピア小説『ハーランド』 ほか)
第2部 交錯するメディアと文学(ポーと映画;エレファント・イン・ザ・ズー―ヘミングウェイとターザンの「アフリカ」;トニ・モリスンとマーガレット・ガーナー物語―小説および映画『ビラヴィッド』からオペラ『マーガレット・ガーナー』にいたるまで;ウェブサイトは作者をどう投影するか―ジョナサン・サフラン・フォア『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』と映画版アダプテーションをめぐって ほか)
著者等紹介
山下昇[ヤマシタノボル]
相愛大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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