内容説明
所有の正当性とは?所有による利益とは?所有と階級の問題とは?ヒトを所有することの意味とは?所有のパラドックスとは?小説の所有の関係を縦横に論じた論文と対談。
目次
ヘンリー・フィールディングの小説における法と所有
土地に魅入られて―ビッグ・ハウス小説にみる所有の正当性への不安
ヴィクトリア朝中産階級の愛したインテリア―所有がもたらすアイデンティティ
愛と所有―イギリス小説における「愛」のパワーポリティックス
イギリス小説における所有―シュンポシオン
著者等紹介
山本史郎[ヤマモトシロウ]
1954年生まれ。東京大学総合文化研究科教授。1980年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)。専門分野は19・20世紀イギリス文学・文化、翻訳論
南井正廣[ミナイマサヒロ]
1959年生まれ。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部教授。1984年、同志社大学大学院博士課程前期修了(文学修士)。1997年、英国ケント大学大学院修了(Mphil in English)。専門分野は18世紀イギリス文学、社会、文化
三宅敦子[ミヤケアツコ]
1969年生まれ。西南学院大学文学部英文学科准教授。1994年、英国ノッティンガム大学大学院修了(MA in Victorian Literature)。1999年、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程英文学専攻単位取得退学。専門分野は19世紀イギリス文学・文化
高桑晴子[タカクワハルコ]
1974年生まれ。お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科准教授。2005年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2005年、アイルランド共和国ダブリン大学トリニティカレッジ大学院修了(MPhil in Anglo‐Irish Literature)。専門分野は19世紀イギリス、アイルランド文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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