内容説明
小説と小説論が交差する磁場に注目し、E.M.フォースター文学の多面的魅力を自由、かつ、しなやかに語る。竹友藻風・村上至孝の古典的エッセイを収録。
目次
1(E.M.フォースターにおける「火」について;マーリンの行方;ディスコンストラクティヴ・コネクション―『ハワーズ・エンド』におけるマーガレットとヘンリーの価値観をめぐる考察;E.M.フォースターと同性愛―『「来世」、その他』をめぐって)
2(擬態の論理―『小説の諸相』私論;「混乱」としての小説的インパクト…―フォースターの小説論を考える;フォースターで読むシドニーの『アーケイディア』)
3(イイ・エム・フォオスタァ;E.M.フォースターにおける野生的人物)
著者等紹介
筒井均[ツツイヒトシ]
和歌山大学名誉教授
玉井〓[タマイアキラ]
武庫川女子大学文学部教授・大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。