内容説明
詩と評論との関係を踏まえて、全6作品を読み解いた、T.S.エリオット詩劇の本格的研究書。宗教的世界と世俗的日常世界の境界を往来しつつ、共同体でより善く生きる道を探り続けた劇作家エリオットの軌跡をたどる。
目次
第1章 境界を越えて行った者たちを見送る―詩劇以前
第2章 共同体の再生をめざして―『岩』
第3章 否定された殉教劇―『大聖堂の殺人』
第4章 境界を越えることと越えないこと―『一族再会』
第5章 日常世界への回帰―『カクテル・パーティ』
第6章 二つの世界を結んで生きる―『秘書』
第7章 日常世界に成立した理想の家族像―『老政治家』
著者等紹介
佐伯惠子[サエキケイコ]
奈良女子大学文学部卒業、同大学院文学研究科修了、同大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。広島女子大学、県立広島大学を経て2012年4月より京都女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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