内容説明
シェイクスピアの言葉を手掛かりに、原作を芝居として読む楽しさを、易しく書き下ろしたシェイクスピア演劇への誘いの書。
目次
第1章 戯曲と上演(戯曲は読むもの?―印刷になった芝居のテキスト;いかにグレタ・ガルボでも―観ることと読むこと)
第2章 テキストに隠されたト書き(あっしが殿様?―英語の文法に含まれたト書き;「オフィーリア、ここを歩いているんだ」;台詞の空白を埋める)
第3章 シェイクスピア劇の言葉(「肉体が受け継ぐ生得の」―耳で聞く言葉;「アラビアの香水」・「フェアはファウル」―イメジと響きと人物と;「唇する」―品詞の転換)
第4章 コンヴェンション(当時の舞台の約束事;コンヴェンションとリアリズム)