感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
18
書庫整理中。肺結核で受験戦争最前線から撤退を余儀なくされた男の子が、北海道で静養中にパラレルワールドに入り込んでいく話です。繊細なタッチにドキドキ。愛されないダークエルフたちがすごくかわいそうだなあ・・・。2017/06/30
ぐうぐう
10
タイトルから、100%ファンタジー世界の物語かと思いきや、現実世界、しかも北海道から始まることに驚いた。少年が妖精の世界に迷い込むという設定も、1970年代の少女漫画だから成り立つのかもしれない。しかし山岸涼子は見開きの演出が本当にうまい! 190~191ページの見開きは、ドキッとさせられる。2012/02/14
直人
5
『妖精王 1』『クッキーとレモンティ』『ラプンツェル・ラプンツェル』 『花とゆめ』に連載されていたんだが,当時リアルタイムでは読めていなかったうえに,今回が初読み。 もともとファンタジーが,それほど得意ではないというのもあるんだが。 どうやらOVAにもなっているらしいんだが,さすがに山岸先生,完成度が高い。 ファンタジー作品ではあるんだが,同時にバディものとしても楽しめる。2018/11/29
冬峰
3
作者が「当時はファンタジー漫画があまりなくて、ゲームが出たときに10年早かったと思った」と仰せなので、この作品はまだゲームに侵食されず、なおかつ少女漫画のファンタジーらしくバトルがほぼないストーリー。なんかレアっぷりに感激してしまった。レイアースなんて作中でキャラが「RPGみたい」と言うのに!さてこの妖精王は現代人にとっては展開がのんびりしてるし、ちょっと薄いかなという感じがする。でも話の大元に愛や悲哀や嫉妬があって、さすが少女漫画という感じ。敵として出てくる女性陣はもの凄く山岸凉子。2024/07/23
topo
3
感想はまとめて。2021/07/24