出版社内容情報
本の内容:
巨匠・手塚治虫が描いた生命の一大叙事詩
2014年2月8日映画公開
「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」
映画原作コミックス新装版(全14巻)
「子どもに読ませたい」との熱望に応え、本文ふりがな付き
目次:
【第3部】
第1章 苦行/第2章 弱肉強食/第3章 老婆と浮浪児/第4章 騎士スカンダ
<第5巻>あらすじ
【第3部】
第1章 苦行
マガダ国をめざすシッダルタは、デーパと出会い、猟師の子アッサジを連れていくはめになった。その前に、タッタとタッタの妻になったミゲーラが現れた。
第2章 弱肉強食
ダイバダッタは、こども同士で遠足に行き、穴に落ちたとき、ほかの子を殺して荒野に捨てられた。オオカミに助けられたダイバダッタは、ナラダッタと出会う。
第3章 老婆と浮浪児
ナラダッタはダイバダッタに、人間の世界へもどりなさいという。ダイバダッタはワナにかかって捕らえられ、見世物にされるが、逃げ出して老婆にかくまわれた。
第4章 騎士スカンダ
シッダルタとデーパは、熱病にかかったアッサジを連れてバンダワの町にやってくる。シッダルタはうみを吸い取ってアッサジの病気を治した。
町の長者の娘ヴィサーカーは、シッダルタを誘惑するが、シッダルタは心を動かさなかった。そこへタッタが強盗団を引き連れてやってくると、町を焼き払い、ヴィサーカーを人質にとる。シッダルタは10年たったら国へ戻ることを約束し、タッタに盗賊をやめさせた。ヴィサーカーの心を知ったスカンダは自殺した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
9
ダイバダッタに自然の摂理を教えるナラダッタが印象的。食って食われる自然の連鎖、そこから弱肉強食と力の支配だけを見出すのはダイバダッタの歪んだ境遇ゆえの誤った解釈なのだが、ブッダの仏法とは異なるもう一つの現実を指し示したものとして本書では映る。完成された聖人、教義としてのブッダ、仏教とは違うブッダを描いているがゆえの多面的な作劇は手塚治虫というフィルターを通すことでかえって仏教のメッセージ性を強烈に焼き付かせているようだ。アッサジの予言される運命も原典のアッサジとは全く異なるものでいい意味で捏造が光る構成力2017/09/12
愛理ちゃん88
1
子供のアッサジとダイバダッタが、いい役をするんだな。2013/08/27
Choki Hirao
0
アッサジとダイバダッタの話。弱肉強食とか人間が財産を持ちたがる事に対する疑問とか。2015/06/30
石ころ
0
みんな過酷な人生2013/07/22
め
0
朝ごはん食べながら読了。やはり読み始めたら止まらない。2021/02/26