出版社内容情報
病の癒えた孔明は、斜谷に出陣した曹真の本陣を奪い、手紙を送って曹真を憤死させた。仲達は孔明に戦いを挑むが、孔明の「八卦の陣」を破れず、惨澹たる結果を招く。しかし孔明に逆恨みした苟安が投降してくると、仲達は苟安を利用して孔明が謀反をたくらんでいるとの噂を流させる。勝利を目前にして、孔明は成都へ呼び戻された。
目次:
偽秦良軍/曹真噴死/八陣図/逆恨み/勝利を捨てる/竈/噂を裁く/北斗七星旗/麦野の戦い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
14
★★★★☆やはり最大の障害は有能な敵ではなく、無能な味方だなと。なまじ孔明の知謀が冴え渡っているがうえに有能な人材が育たなかったのだろうか。2020/03/30
gtn
11
所詮二世。先帝劉備の思いも分からず、酒に現を抜かす帝。挙句の果てのは、忠臣孔明にまで疑いの目を向ける。だが、孔明の先帝に対する思いはぶれない。帝を諫め、再び魏に攻め入る。敵将司馬懿も怯え、翻弄されまま。数十万もの友軍を集める始末。おそらく、孔明にとっては烏合の衆。2024/04/19
できるだけ
11
曹真が孔明からの手紙で憤怒して死亡。子供の頃は何故曹真が死亡したのかイマイチ分からなくて、孔明スゲー‼️だったけど、大人になって意味が分かる様になって孔明コエー😱になった。2020/02/12
みゃーこ
11
蜀は内部が腐敗…劉備の息子「劉禅」はただの豚だ。どうしようもない。これを守るために戦うっていう大義名分が、揺らぎそうになる。孔明の孤独いかばかりか。戦いは相変わらず知恵比べが続く。2012/12/03
読み人知らず
6
孔明が手玉に取る。自然という環境因子を使いこなすのが孔明の強さだな2014/06/08