出版社内容情報
玄徳の蜀平定により、魏・呉・蜀の三国が形成された。一向に荊州を返そうとしない玄徳に腹をたてた孫権は、孔明の兄・諸葛瑾を蜀にさし向けた。だが荊州を守る関羽に要求をかわされる。許都では帝の曹操討伐計画が発覚、皇后を処刑した曹操は、自分の娘を帝に押しつける。勢いにのって曹操は、蜀の扉・漢中攻略にのりだす。
目次:
臨江亭/死の密書/西征軍/濃霧の戦い/西涼のホウ徳/一日の恩/漢中平定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
13
曹操の奸計に踊らされて、漢中を明け渡すことになった張魯。そして、その愚将に仕えたがため、翻弄される有能の士、龐徳。宿命とはいえ、師を過つのは哀れ。2024/03/18
わたー
11
★★★☆☆何度目かになる曹操の暗殺計画。命が脅かされる度に、ここまでしぶとく生き抜いてきたのは、彼の英雄としての資質なのだと思う。2020/03/29
コウメ
10
皇帝も曹操暗殺をもくろむも失敗に終わる2019/03/14
T66
6
弟の策に翻弄される諸葛瑾。で、また右往左往する魯粛!お約束か、、。そして、曹操のこだわりが難しいんだよね。楊松をうまく利用しといて、最後は「主君を売って出世をはかるなど許せん」と斬ってしまう。まさに見せしめ。図書館本2020/03/05
ばっぱら
6
漢中が曹操にとられる。憎たらしいぐらいに強い。2017/09/03