出版社内容情報
曹操は官渡の戦いで袁紹を滅ぼし、北方全土を制圧した。追われた玄徳は荊州の劉表のもとに身を寄せた。江夏の反乱を鎮圧した玄徳は、劉表の頼みで新野の守りにつく。後継ぎの阿斗も生まれ、玄徳は平和に暮らしていたが、劉表のお家騒動に巻き込まれる。豊年を祝う宴の会で命を狙われた玄徳は、凶馬に命運を託し、壇渓の激流に飛び込んだ。
目次:
江夏の乱/凶馬/壇渓を跳ぶ/水鏡先生/浪士単福
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
15
偶然知己を得た水鏡に、人材の必要性を諭される。義兄弟の契りを交わした関羽と張飛には、残念ながら先を見抜く目はないと感じていた劉備。だが、徳は人をよぶ。偶然にも市井の智略家単福と出会うことに。精神論だけでは勝てない。更に言えば、精神論を憎む。この盲信の所為でどれだけの尊い生命が奪われたことか。2024/02/05
わたー
12
★★★★☆劉備配下の軍師といえば、孔明が1番有名ではあるが、私はこの徐庶も推したい。知恵者が1人いるのといないのとでは話の締まり方が違う。2020/03/28
SIN EIM
10
【2マスで解決・官渡の戦い】曹操VS袁家の決戦が2マスで決着。劉備VS曹操の構図を守るため、余剰な物語は一挙に割愛。歴史的には中原の支配を決め戦いで、赤壁の戦いよりも大事なはずなんだけど。劉備陣営には趙雲も加わりさらに徐庶も加わる。この時の劉備陣営は、KOEI三国志でも局地戦無双ができる。孔明とは何かと仲が悪かった関羽・張飛だが、任侠肌の徐庶とはうまくいっていた様子。また、後で仲間になる龐統も、酒つながりで武将たちとはうまくいったみたい。孔明だけが、なんでか対立構造になった。頭よすぎるのも問題なのか2025/04/30
66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)
7
徐庶登場!「八門金鎖の陣」を検索する私。この辺りから戦いが組織戦になるんだよね。図書館本2020/02/11
できるだけ
7
子供の頃は劉表の嫁兄、蔡ボウって主人公の劉備を暗殺しようとする悪い奴ってイメージがあったけど、流れ流れて来た劉備が長年仕えてきた人達そっちのけで厚遇されてたら警戒もするわな。って思える様になってた。劉備って凄い図太いのにそれを感じさせないのが横山先生の上手いとこなのかも。2019/08/04
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