出版社内容情報
桃園の誓いから五丈原、蜀漢の最後まで、巨匠横山光輝が万感の思いを込めて描き切った大河ロマン。全６０巻セット。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
市太郎
40
登録しようか迷ったが、久しぶりに読んだので。とにかくわかりやすくて面白い。初めて読んだのはたぶん中学生の頃だったと思うがその頃は中国のチュウの字も知らないおバカなチュウ坊だったので本書によって中学校入学と同時期に中国の歴史に入門できたのだった。その後は水滸伝や封神演義などを知っていく事になるのだが（漫画で）よく考えてみれば、小学校の頃、ジャッキー・チェンやキョンシーの映画を見ていたので全く初めてというわけではなかったか・・・。ともかく今読んでも色あせない良質の漫画です。いつか三国志の小説も読んでみたい。2019/03/24
ユウユウ
25
2019年10月1日より読み始め。ようやく完走いたしました。 いや、中国歴史の雄大さに圧倒されました。途中、飛ばし読みや中弛みしてしまったのは、自分の知識と根気のなさ故。栄枯盛衰の規模が圧倒的でした。今まで苦手意識があって手出ししてなかった中国史に俄然興味が湧きました。2019/10/18
白義
22
男の胸を滾らせるほぼすべてのものを詰め込んだ漫画。武勇、名声、享楽、知略、友情、それらが劉備の桃園の誓いから蜀の滅亡まで超絶なテンポで詰め込まれている。中でも孔明を中心とする軍師たちのハッタリ作戦の見ていて愉快なことといったら。だが、ロマンだけではなく40巻台から義兄弟と誓いあった英雄たちがどんどんいなくなっていくのが目に見えて衰退と滅亡へ進んでいく感じで切なく、黄河に始まった漫画が最後にまた黄河で終わる無常感、雄大さは代えがたい読後感がある。一見凡庸なデブ陸遜など今の定番とは違うデザインも味があってよい2017/04/24
毛利武良
16
☆☆☆☆ 全60巻。読み始めたらあっという間。ずっと気になってたのをやっと読んだ。千年経っても人間の社会は変わってないね。いつの時代も心が汚い人間は多い。それでも平和な時代の日本に生きていることには感謝しなきゃ。戦争の準備をしてる奴らは読むべきだね。これを読むだけで、原発も消費税も集団的自衛権もいらない理屈が良く分かる。代替案も分かる。歴史を学ぶ理由も分かるよ。漫画だから分かり易くザックリ書いてるけど、この本のおかげで世界史が得意になったと言っていた子も沢山いたから大したもんだよ。2014/10/30
おはなし会 芽ぶっく
8
教育出版国語 ５年生 【平成27年度教科書掲載本 令和２年度教科書掲載本】 小学校の先生から借りて読了。私の三国志のスタートはここです。2015/06/19
