出版社内容情報
静かな余生のはずが・・・・・・
なんでこうなった!?
ひとり静かに老後を送りたいお麓のもとへ
ふたりの幼馴染が転がり込んできた!
【目次】
内容説明
名主の書役として暮らし、歌を詠みながら安穏の余生を送ろうとしていたお麓の閑居へ、能天気なお菅と、派手好きなお修が転がり込んできた。さらには、お菅が空地で倒れた女と声が出せない少女を見つけてきてしまう…。お麓にとって騒がしい悪夢の日々が始まった。何が悲しくて婆三人つるまなければならぬのか―。泣いて笑える江戸の痛快小説。
著者等紹介
西條奈加[サイジョウナカ]
1964年、北海道生れ。都内英語専門学校卒業。2005年『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。12年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞、21年『心淋し川』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nemuro
46
市内唯一の書店「GEO富良野店」にて潮文庫は珍しいと思いつつ購入。既読は芦別時代、2012年12月、地元「川島書店」で買った『はむ・はたる』(2013年1月)に始まり、芦別市立図書館(単行本)からの『烏金』(同年同月)、『無花果の実のなるころに』(同月)、『四色の藍』(同年3月)などを経て、NHK BS時代劇『善人長屋』(中田青渚・溝端淳平/全8回)が面白くての『善人長屋』(2022年10月)、『閻魔の世直し』(2023年5月)まで8冊。さて本書。あれよあれよと一気読みの面白さ。丁度読了本の2000冊目。2026/09/02
Y.yamabuki
23
三人の婆のドタバタ人情劇場と思っていたが、それだけではなかった。助けた女の子の正体を探るうちに謎解のような興味をそそられ、その中で明かされる彼女ら3人の来し方に沁々する。そして何といっても西條奈加さんは文章が上手。テンポよくサクサク読め、それでいて情景が浮かび上がる秀逸な喩え。お麓に絡めて登場する和歌も、分かりやすく状況を表している。読み応え十分な作品。2026/06/30
DONA
16
歳を取ってここまで言いたいこと言い合える関係の相手がいるって素敵ですよね。イライラすることもありますが、羨ましくなりました。ずっとしゃべらなかったお萩がそんな話し方するとは・・かなり驚かされました。2026/07/18
コブタ
9
3人の幼馴染みがそれぞれ婆になってから同じ長屋に住むことに。性格は3婆それぞれ長短併せ持ち言い合いもするが各々思い合う。母親と死別した喋ることが出来ない8歳のお萩を預かり育てる。3婆それぞれの過去にあった肉親との掛け違いが解けていくのは暖かい気持ちになる。お萩が3婆に送った一首と最後にお麓がつぶやく返歌に思わずホロリと。3婆の東海道旅を読んでみたい。2026/07/16
なんてひだ
7
ほんと驚き 読み始めて婆殿と喋れない娘と長屋の日常生活かと思いきや 姫様勧進帳の物語だとは、どんどん読んでいきまさか読み終えたとは。堺に行くことなくないとも思うけど、婆殿達は旅立つのだよ しかし縁とは不思議なものだ2026/08/06




