出版社内容情報
戦国乱世、権力のためには親兄弟ですら容赦なく排除される。
目の前で繰り広げられる主君・織田家の家督相続をかけた骨肉の争い――おれたち兄弟は「馬の骨」でよかった。
やがて、関白として権力を手に入れ、「日輪の子」と称される兄・秀吉。
そんな変貌する兄を支え続けた生涯“二番手”の男の物語。
2026年放送のNHK大河ドラマで主人公となる天下人・豊臣秀吉の弟・秀長の生涯を、作家・高橋直樹氏が描き出す。
戦場跡で落ち武者の鎧や刀の追いはぎをしたり、木綿糸を売って生計を立てていた「はたらき者」の兄弟が、天運を手にして天下への道を歩んでいく。
権力を手に入れた兄・秀吉を陰ながら支えた秀長を独自の歴史考察を踏まえながら描く秀作――大河ドラマで興味をもった視聴者にも、ドラマがさらに面白く見ることのできる1冊。
【目次】
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