潮文庫<br> 小さな神たちの祭り

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潮文庫
小さな神たちの祭り

  • 内館 牧子【著】
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  • 潮出版社(2025/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784267024528
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

3.11を忘れない──。そのような思いで東北放送60周年記念ドラマとして2019年に制作され、文化庁芸術祭テレビドラマ部門で優秀賞を受賞し、日本民間放送連盟賞優秀賞、国際エミー賞最終候補作ノミネートと、国内外で高い評価を得たTVドラマ作品『小さな神たちの祭り』。東日本大震災から10年の節目となる2021年3月に、同作の脚本を執筆した内館牧子氏自らの手によって、完全描き下ろしで小説化された作品が、ついに文庫として登場!

【物語のあらすじ】
宮城県南部の町、亘理(わたり)。イチゴ栽培が盛んな地域だ。谷川晃(たにがわ・あきら)はイチゴ農家の長男。しかし、家を継ぐ気はなく東京の大学に合格、晃は2011年3月11日、アパート探しなどのために上京していた。一緒に東京に行きたいとせがんだ弟を置いて──。その弟、両親、祖父母、そして飼い犬。晃を除く家族全員があの大震災での津波に呑まれてしまった……。
あの日から9年経った今でも、まだ家族の誰一人も見つかっていない。
大学を卒業後、一旦東京で就職するも挫折し、仙台で肉体労働をする晃には、東京や仙台の人々は、もう震災の事を忘れてしまっているように感じられる。仙台で知り合った恋人の岡本美結 (おかもと・みゆ)も同じ。しかし、美結の明るさに救われているのも事実だった。つき合って2年、二人とも結婚を意識する頃だったが、晃は家族のことを考えると、どうしても、 自分だけが幸せにはなれないと、結婚に踏み出せないでいた。そんな時、二人の前に一台のタクシーが現れる──。

2時間のドラマ作品では描かれなかった物語の一つ一つエピソードの詳細が、作者自らの手で鮮やか紡ぎ出されていく──。
巻末には、ドラマで主演(晃役)を務めた俳優・千葉雄大さんによる感動的な解説も掲載!!

内容説明

宮城県亘理町のいちご農家の長男・谷川晃は、2011年3月11日、大学進学を控え諸準備のため上京していた。その日、晃を除く家族全員が津波に呑まれ、8年経ってもまだ誰も見つかっていない。大学卒業後、仙台に戻った晃の目には、人々は震災のことなどすっかり忘れているかのように映っており、恋人との結婚にも踏み出せずにいた。そんな時、目の前に1台のタクシーが現れ―。東日本大震災から前を向き立ちあがる一人の青年を描いた感動のTVドラマ「小さな神たちの祭り」。脚本を執筆した作者自らの筆による完全描き下ろしの小説版が、ついに文庫化!ドラマ作品では描かれていない一つ一つのエピソードの詳細は必見。巻末には、ドラマで主演を務めた俳優・千葉雄大さんによる解説を掲載。

著者等紹介

内館牧子[ウチダテマキコ]
1948年秋田県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。三菱重工業に入社後、13年半のOL生活を経て、88年に脚本家デビュー。93年「ひらり」で橋田賞大賞、2011年「塀の中の中学校」でモンテカルロ・テレビ祭にて最優秀作品賞など三冠を獲得。21年「小さな神たちの祭り」でアジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞。大の好角家としても知られ、00年9月より女性初の横綱審議委員会審議委員に就任し、10年1月任期満了により同委員退任。06年東北大学大学院文学研究科で、修士論文「大相撲の宗教学的考察―土俵という聖域」で修士号取得。05年より同大学相撲部監督に就任し、現在総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

36
4月から憧れの東京で大学生として一人暮らし。『その日』は幼なじみと東京へ。震災で家族全員を亡くした主人公。何故自分だけ生き残ってしまったのか…。何故?何故?『あの時』と後悔し、生きている罪悪感、決して1人だけ幸せにはなれない、なってはいけないという思い。そんな主人公の前に現れた一台のタクシーに連れていかれたのは…。何度も何度も涙が流れてしまう。明るく前向きを装う主人公の本当の思いに痛みさえ感じる。『何故、あの時』という思いが自分自身を追い詰めていく。真の復興は人の心の回復なんだと強く感じた。2025/02/01

速読おやじ

12
3.11で誰も大切な人を失っていない自分にとって、震災はやはり遠い場所の出来事だった。でも、家族全員を失い前を向けなくなった晃のような人もいる。「自分だけ幸せになっていいのか」と悩み、恋人との関係もすれ違っていく。そんな中で起きる不思議な出来事。死者と生者が再会するなんてオカルトのようでいて、生きている人が誰かを思うように、亡くなった人もこちらを思っている。そんな想像に救われる人もいると思う。あの世とこの世をつなぐ設定も、切なく温かい。読んでいて目頭が熱くなった。本作はドラマのノベライズ!ドラマも観よう。2025/04/03

DI

0
宮城県南部の街・亘理のいちご農家の長男谷川晃は、東京の大学に入学準備するために2011月3月17日地元を離れて上京する。 このことで晃の運命が大きく動く。 家族5人と愛犬一匹を一瞬のうちに亡くした晃は悩み苦しみながら生きていくが心満たされることはない。 ある時不思議な現象を経験して、晃もその家族もお互いがお互いのことを思いやってることが分かりこれから生きる道を見出す。 人が人を思いやる気持ちも大事であるが、やはり自分らしく生きるていくことが、亡くなった人たちへの一番の思い遣りではないかと思いました。2025/04/26

あっきー

0
3月11日、ひとり旅のお供にと本屋でジャケ買いした本がこの小説。あまりの偶然に鳥肌…。 あの世の地元で皆んな生きてる。そうであって欲しいね。2025/03/11

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