出版社内容情報
50代の主婦・佐々木瞳は兵庫県のマンションで夫の一郎と二人で暮らしていたが、2018年に母の京子が階段を踏み外して入院したことをきっかけに、一緒に暮らすことを提案。京子は新しい環境にも慣れ、充実した暮らしを送っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中を襲う。緊急事態宣言が発出され、友人たちと会えなくなった京子は精神的に不安定になり、失禁をすることも増えていた。そんなある日、瞳と一郎が母のことで言い合いになるのを母に聞かれてしまう。その翌日、京子が急死。母が残した自筆の遺言状の内容は、きょうだい3人の中で瞳に多く相続させるものだった。そのことをきっかけに、兄の真司と姉の陽子は瞳を責めるような態度をとる。瞳は空き家となった実家の整理や売却に向けての準備を進めつつ、中学の同級生で自称“空き家ウォッチャー”の和江とともに空き家が活用されている事例などに触れていく――。
内容説明
50代の主婦・佐々木瞳は兵庫県のマンションで夫と二人で暮らしていたが、2018年に母の京子と同居することに。コロナ禍中に母が急死すると、空き家になった実家や相続、家族の問題に直面する。実家の整理や売却に向けての準備を進める中、中学の同級生で自称“空き家ウォッチャー”の和江とともに空き家が活用されている事例などに触れていくが―。「家」をめぐる家族の物語。
著者等紹介
葉山由季[ハヤマユキ]
東京都生まれ。跡見学園短期大学卒業。93年「ほくろ」で北日本文学賞選奨。同年「二階」で大阪女性文芸賞受賞。95年の阪神・淡路大震災をきっかけに、新聞・雑誌に被災地での体験を投稿するようになり、翌年よりライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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