無縁老人―高齢者福祉の最前線

個数:
電子版価格
¥2,039
  • 電子版あり

無縁老人―高齢者福祉の最前線

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月03日 22時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267024191
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

誰もが最後にたどり着く高齢者福祉の“未来”を救え。

刑務所が終の住処   介護虐待   老齢LGBTQ
名もなき墓碑   日雇い老人の街  高度成長の闇
自殺者ゼロの取り組み   長寿日本一の村

今の日本では、〝無縁高齢化?とも呼ぶべき状況が起きている――!
高齢者たちはどんな経緯で社会から切り離されたのか―
そこにどんな日本社会の問題があったのか―
今こそ目を見開いて未来を変えていく。

世界一の高齢化大国“ニッポン”の行く末をノンフィクションの革命児が徹底取材!


第一章 黒い黄昏
    刑務所という終の棲家―累犯者
    暴力化する介護―高齢者虐待
    腐朽する肉体―孤独死

第二章 過ぎし日の記憶
    海の怪物との戦記―捕鯨
    黒いダイヤの孤島―炭鉱

第三章 日本最大のドヤ街の今
    ドヤ街の盛衰
    命の牙城―LGBTQ高齢者介護
    名のない墓碑―葬儀

第四章 忘れられた日本人
    隔離と爆撃―ハンセン病
    闇に花を咲かせる―ハンセン病
    祖国は幻か―中国残留日本人

第五章 高齢者大国の桃源郷へ
    死の淵の傾聴―自殺
    もう一つの実家―介護
    村はなぜ、女性長寿日本なのか―寿命


世界最大の高齢化大国に生きている私たちは、もう高齢者の身に起きている現実に背を向ける余裕はないはずだ。
まだ目をそらして問題を先送りにするのか、今こそ目を見開いて未来を変えていくのか。
日本の将来は、読者一人ひとりの決断にかかっているのだ。(著者)

内容説明

“無縁高齢化”社会に生きる―。「安心した老後を過ごしたい」誰もがそう願っている。誰もが懸命にそれぞれの「時代」を生きてきた。そのはずなのに…なぜ、高齢者は刑務所に入りたがるのか。なぜ、遺族は遺骨を引き取ろうとしないのか。なぜ、廃墟の島に一人残ろうとするのか。なぜ、ドヤ街に高齢者が溢れるのか。いったい彼らは、どこで社会から切り離されてしまったのか…。誰ひとり取り残さない―。福祉の最前線で立ち向かう人々の奮闘に迫る!日本社会が抱える闇に一筋の光を見出す渾身のルポルタージュ!

目次

第1章 黒い黄昏(刑務所という終の棲家―累犯者;暴力化する介護―高齢者虐待;腐朽する肉体―孤独死)
第2章 過ぎし日の記憶(海の怪物との戦記―捕鯨;黒いダイヤの孤島―炭鉱)
第3章 日本最大のドヤ街の今(ドヤ街の盛衰―就労支援;命の牙城―LGBTQ高齢者介護;名のない墓碑―葬儀)
第4章 忘れられた日本人(隔離と爆撃―ハンセン病;闇に花を咲かせる―ハンセン病;祖国は幻か―中国残留日本人)
第5章 高齢者大国の桃源郷へ(死の淵の傾聴―自殺;もう一つの実家―介護;村はなぜ、女性長寿日本一なのか―寿命)

著者等紹介

石井光太[イシイコウタ]
1977年東京都生まれ。2005年にアジア諸国の障害者や物乞いをルポした『物乞う仏陀』でデビュー。ノンフィクションを中心に、小説や児童書など幅広く執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

68
この著書とは直接関係ないかもしれませんが、ひと頃、長寿大国ニッポンと囃していましたが、国はそこに生まれる問題は、国民任せです。誰もが望んでいた環境にいるわけではなく、むしろ、意図しない環境にいることの方が大半だと思います。著書は大半を福祉に置いているように感じます。そこに根本の問題があると警鐘をならしています。2024/08/04

きみたけ

68
著者は、ノンフィクションを中心に小説や児童書など幅広く執筆活動を行っている石井光太氏。主な著書に「漂流児童」「遺体」「世界と比べてわかる日本の貧困のリアル」などがある。「無縁高齢化」とも呼ぶべき世界一の高齢化大国ニッポンの行く末を徹底取材した一冊。「刑務所が終の住処」 「介護虐待 」「老齢LGBTQ」「名もなき墓碑 」「日雇い老人の街 」と言った石井氏独自の視点から切り込み、「自殺者ゼロの取り組み 」「長寿日本一の村」で今後のあり方を投げかけています。2024/06/29

nyaoko

63
石井さんの取材力の強さにはいつも唸っておりますが、今回のルポも本当に読み応えがあって、食い入るように読みました。ハンセン病の方の取材は泣けましたので、若い世代の方々に沢山読んで知って欲しいと思います。2024/08/15

きょん

51
刑務所を出たり入ったりを繰り返す高齢者。ドヤ街にいる高齢者など、さまざまな場所を著者は訪ねて当事者から話を聞く。孤独死が増えている現実、厳しい環境に置かれた高齢者たちの生活はこの先も続くが、少しでも生きる楽しみや居場所が見つかるといい。2024/07/08

つちのこ

50
刑務所、孤独死、孤島、ドヤ街、LGBTQ、ハンセン病療養所、中国残留孤児など、無縁老人の置かれた現状を多方面から検証している。バイタリティー溢れる取材力には感心する。老人たちの証言では、無縁となるべきいきさつが若い頃から形成されていたことが共通項として浮かび上がる。そこには精神疾患や差別をきっかけに弱者としての烙印を押され、もがき苦しむ理不尽な背景がある。終章の富山モデルのデイサービスの事例は、無理のない人間関係を構築することで、利用者に居心地のよい場を提供している。民間主導ではなく行政も見習ってほしい。2024/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21767024
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品