吉野朝残党伝

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吉野朝残党伝

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  • サイズ 46判/ページ数 452p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267024108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

吉野の山野で馬借に仕えていた少年・多聞は、野盗による襲撃から辛くも逃れる。
行先のない多聞の前に、二人の武者が―。
二人は、後醍醐帝の後胤・玉川宮敦子、後鳥羽帝の後裔・鳥羽尊秀、と名乗る。
「そなたには見どころがある。どうだ、我らの同志にならんか?」

弱き民草を虐げ、我が世の春を謳歌するすべての武士、公家、寺社、有徳人どもを倒し、あるべき世を作り上げる。

吉野朝(南朝)の隠密部隊「菊童子」として訓練を受けることになった多聞は、京の将軍・足利義教の打倒と南朝の再興へ向けて尽力していく。
暗殺、奇襲、破壊工作――その道は過酷を極めた。
状況の打開へ、敦子と尊秀は、将軍義教の弟・義昭との接触や、鎌倉公方の籠絡、同志の拡大などを画策する。一方で、南朝の正統性、そして信念と志に、有力大名や国衆をはじめ「つわもの」たちが集い来る。
ついに義教は吉野へ大軍を差し向ける。その裏には幕府方、吉野朝方、それぞれの武将たちの思惑が交錯する。
しかし、誰も気づかぬところで、さらなる謀略が張りめぐらされており――!

中山義秀賞をはじめ、数々の賞を受賞した歴史小説の気鋭が、歴史に埋もれた国家の行く末を懸けた史上最大の「ゲリラ戦」を迫力の筆致で描き出す会心作!

内容説明

後醍醐帝の後胤・玉川宮敦子、後鳥羽帝の後胤を称する鳥羽尊秀、そして馬借の少年・多聞。将軍・足利義教の打倒と南朝の再興へ―。暗殺、奇襲、調略、破壊工作…。理想とは裏腹に、その道は凄惨を極めた。ついに幕府は大軍を吉野へ差し向ける。しかし、そこには想像をはるかに超えた謀略が…。

著者等紹介

天野純希[アマノスミキ]
1979年、愛知県生まれ。2007年、『桃山ビート・トライブ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年に『破天の剣』で中山義秀文学賞、19年に『雑賀のいくさ姫』で日本歴史時代作家協会賞作品賞、23年に『猛き朝日』で野村胡堂文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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巨峰

33
後南朝時代。この時代の歴史小説は、数は少ないけど、素晴らしいものが多い。それを更新した本作。天野さんらしい、生き生きとした登場人物と無理ない時代背景、行動動機。鳥羽尊秀は史実に名前が残っている人らしい、玉川宮淳子はどうかなぁ?2024/05/27

fukufuku

4
タイトルから南朝の残党が南朝復活を志す話かな室町苦手だし、南北朝とかよく知らないんだけど、と読み始めると、割とすぐに尊秀王が登場する。とすれば、禁闕の変の話なのか。ほとんど知らないな。室町苦手なんだよねと思いつつ読み進める。足利将軍の中でもヒール中のヒール、義教が登場。日和見ながら狡猾な幕府の将たち、正体がはっきりしない鳥羽尊秀ら。そして、子供を訓練した影の軍団。前半は行き着くところがわからなくて読みにくかったが、途中から面白くなってきた。前半の苦戦が報われた感じ。玉川宮敦子様と若菜がいい。女は強い。2024/07/17

グランくん

1
貧しいみなし子だった馬借の多聞は、後鳥羽帝の後胤と称す鳥羽尊秀と後鳥羽帝の後胤の玉川宮敦子に拾われる。 将軍義教を倒し、南朝再興の為に動くが。 義教の悪政や、関東公方や大名との確執等思惑が入り乱れて物語が進行します2024/08/10

spike

1
久しぶりに血湧き肉躍る時代小説に出会った。作者のデビュー作「桃山ビート・トライブ」を読んだ時の衝撃を思い出す。読後感も素晴らしい。それぞれのキャラクターも尖っててよいが、尊秀のダークっぷりが最高。2024/01/27

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